【東京】都立高校の一般入試 合格状況。初の男女合同選抜で何が変わった?

一般入試 合格者発表 実質倍率を見ておこう・・・

今春から男女合同選抜になった都立高校の一般入試の合格発表が3月1日に行われました。この後は分割後期募集と第二次募集並びに新型コロナウイルス感染症の感染者等に対する「追検査」及び「特例による検査」の出願受付が3月6日にあり、学力検査が3月9日に実施されます。

全日制普通科(コース、単位制、島しょ、海外帰国生を除く102校)の11年間の実質倍率の推移を見てみると1.45[1.48](1.57)→1.45[1.47](1.56)→1.47[1.50](1.59)→1.47[1.49](1.58)→1.45[1.47](1.55)→1.41 [1.42](1.50) →1.40 [1.42](1.51) →1.37 [1.37](1.45) →1.40 [1.37](1.46) →1.39 [1.37](1.46) →1.39 [1. 37](1. 47)、([ ]内は受験倍率 ( )内は応募倍率)となっています。

長い目で見ると、倍率はじわじわ低下しています。国の修学支援金や都の私立高校授業料等無償化施策が拡充している影響が続いているのでしょう。2年前の上昇は中3卒業生増に見合うほど募集人員を増やさなかったことや、私立高校の推薦基準の上昇などが要因として考えられます。私立高校授業料等無償化施策では今春の入学生から保護者の収入制限が撤廃されることが公表されました。今後、都立離れがさらに進む可能性があります。私立通信制への流れも年々大きくなっています。

入試当日の全体の受験倍率(受験者÷定員)と実質倍率(受験者÷合格者)を比べると、以前は定員より多めに合格者を出す学校があるため、実質倍率が低くなっていました。しかし、2年前から実質倍率のほうが高くなっています。定員を満たさない学校が増えているのが原因です。定員を満たさない分、合格者が定員より少なくなって、実質倍率が高くなるからです。

一校一校見ていくと、大きく倍率が動いている学校があります。

「2024年春都立高校 一般入試合格状況・実質倍率一覧」「2024年春都立高校一般入試 偏差値別・地域別合格状況_グラフ」で倍率推移などに注意しながら見ていくとよいでしょう。

倍率が高い学校ランキング(学年制普通科)  1.40倍以上

豊島 2.07 本所 1.94 向丘 1.88 城東 1.81 青山 1.81 広尾 1.79 上野 1.77 府中 1.76 武蔵丘 1.75 三田 1.73 駒場 1.69 田園調布 1.66 竹早 1.65 井草 1.64 神代 1.63 日野 1.63 北園 1.62 豊多摩 1.60 江戸川 1.60 小岩 1.59 保谷 1.59 目黒 1.56 戸山 1.55 小金井北 1.55 鷺宮 1.54 調布南 1.54 雪谷 1.52 小平南 1.52 深川 1.51 竹台 1.51 板橋 1.51 石神井 1.49 杉並 1.48 南平 1.47 紅葉川 1.45 府中東 1.45 狛江 1.45 西 1.42 江北 1.42 昭和 1.41 調布北 1.41 国立 1.41 田無 1.41

 

【東京】都立高校の一般入試 受験状況。初の男女合同選抜はどうだった?

一般入試 受験者数確定 学力検査終了・・・

都立高校の男女合同選抜初となる一般入試が2月21日に行われました。受験者数が前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。合格発表は10年前の採点ミス問題から採点期間が伸び9年前より3月1日になり、4年前のみ3月2日になりましたが、3年前から3月1日に戻っています。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く106校)の11年間の受験倍率の推移を見てみると1.48(1.57)→1.47(1.56)→1.50(1.59)→1.49(1.58)→1.47(1.55) →1.42 (1.50) →1.42 (1.51) →1.37 (1.45) →1.37 (1.46) →1.37 (1.46) →1.37 (1.47)(カッコ内は応募倍率),となっています。7年前から低下が始まり、その後ゆるやかな低下傾向にありましたが、近年は安定しています。低下が始まったのは国や都の私立高校授業料等無償化施策の影響が少なからずありそうです。近年は通信制を志望する生徒が増え、募集人員を中3卒業生の増加に見合うほど増やしていないことや、私立高校の推薦基準の上昇で基準を満たせない生徒が増え、私立に向かう勢いが弱まったためと見られます。今春の入学生からは保護者の収入制限が撤廃されることが公表されました。今後、都立離れがさらに進む可能性があります。私立通信制への流れも年々大きくなっています。

一校一校見ていくと受験者が増えた高校もあれば,減った高校もありますが,募集人員の増減の影響もあるため,難化易化のめやすは倍率の推移を比べるとよいでしょう。

2月14日に応募者数は確定しましたが,2月21日の入試当日までに私立や国立の難関校に合格した受験生を中心に欠席者が出ます。上記11年間の倍率推移を見てもわかるように応募倍率より受験倍率のほうが低くなっているのはそのためです。さらに合格者を定員より多く出す学校が数多くあるため,個々に見ていくと最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は受験倍率(受験者÷定員)より下がるのが普通です。

「2024年春都立高校 一般入試受験状況」「2024年春都立高校 地域別・偏差値別グラフ」で欠席率を参考にしてください。

倍率が高い学校ランキング(学年制普通科)  1.40倍以上

豊島 2.08 本所 1.96 向丘 1.90 青山 1.86 城東 1.81 広尾 1.81 上野 1.79 府中 1.78 三田 1.76 武蔵丘 1.76 駒場 1.70 竹早 1.67 田園調布 1.66 井草 1.65 神代 1.65 日野 1.65 北園 1.64 豊多摩 1.62 江戸川 1.62 目黒 1.61 小岩 1.60 保谷 1.60 戸山 1.59 深川 1.58 小金井北 1.57 鷺宮 1.55 調布南 1.54 雪谷 1.53 小平南 1.53 板橋 1.52 竹台 1.51 石神井 1.51 杉並 1.50 南平 1.49 狛江 1.47 西 1.46 紅葉川 1.45 府中東 1.45 調布北 1.44 江北 1.43 国立 1.43 昭和 1.42 田無 1.42 日比谷 1.40

【東京】都立高校の一般入試 最終応募状況。男女合同選抜初年度で変化は?

【東京】2024春 東京都立高校 応募 最終確定

都立高校で男女合同選抜になって初めての一般入試において、応募状況が取り下げ・再提出を経て確定しました。前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。再提出前と変わっている学校もあるため注意しましょう。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く102校)の11年間の倍率の推移を見てみると1.57→1.56→1.59→1.58→1.55→1.50→1.51→1.45→1.46→1.46→1.47倍となっています。都や国の学費支援制度の拡充で、7年前から倍率がゆるやかな低下傾向にありましたが、3年前に1.5倍を切った後は、緩やかに上昇しています。近年は通信制を志望する生徒が増え、募集人員を中3卒業生の増加に見合うほど増やしていないことや、私立高校の推薦基準の上昇で基準を満たせない生徒が増え、私立に向かう勢いが弱まったためと見られます。今春の入学生からは保護者の収入制限が撤廃されることが公表されました。今後、都立離れがさらに進む可能性があります。私立通信制への流れも年々大きくなっています。

一校一校見ていくと応募者が増えた高校もあれば,減った高校もあります。募集人員の増減の影響もあるため,倍率の推移を比べるのがよいでしょう。

今回確定した応募者から,2月21日の入試当日までに私立や国立の難関校に合格した受験生を中心に欠席者が出ます。さらに合格者を定員より多く出す学校も数多くあるため,最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は応募倍率(応募者÷定員)より下がるのが普通です。「2024年春都立高校 一般入試応募状況」で過去5年分の学校別の状況や過去の欠席率を参考にしてください。

「2024年春都立高校 一般入試応募状況」「2024 応募最終・地域別・偏差値別増減グラフ」

■倍率が高い学校(学年制普通科)ランキング  1.56倍以上

豊島 2.27 広尾 2.16 青山 2.07 本所 2.01 向丘 2.00 戸山 1.98 目黒 1.96 上野 1.95 三田 1.93 城東 1.91 井草 1.91 府中 1.90 田園調布 1.87 豊多摩 1.87 武蔵丘 1.85 駒場 1.83 日比谷 1.81 神代 1.81 北園 1.78 竹早 1.77 調布南 1.73 深川 1.72 雪谷 1.72 江戸川 1.71 西 1.70 石神井 1.70 日野 1.70 保谷 1.70 杉並 1.69 小金井北 1.68 鷺宮 1.66 小岩 1.66 小平南 1.64 狛江 1.61 調布北 1.59 板橋 1.57 南平 1.57 国立 1.56

【東京】都立高校の一般入試応募状況。男女合同選抜初年度でどう変わる?

一般入試 応募締め切る(再提出前) ・・・

都立高校の一般入試の出願がいったん締め切られました。前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。12月の志望調査結果と大きく変わっている学校もあるため,注意しましょう。

今回の応募状況を見て,2月13日に取り下げ,2月14日に再提出することができます。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く103校)の11年間の倍率の推移を見てみると1.58→1.57→1.60→1.58→1.56→1.51→1.52→1.45→1.46→1.46→1.47倍となっています。

8年前の1.6倍をピークに、若干の上下はありましたが、緩やかに低下してきたことがわかります。ここ数年は定員の調整により、倍率が落ち着いています。

都や国の私立高校に対する授業料軽減事業が始まり、途中から軽減幅が大きくなったことがあげられます。今春の入学生からは保護者の収入制限が撤廃されることが公表されました。都立離れがさらに進む可能性があります。私立通信制への流れも年々大きくなっています。

ただし,一校一校見ていくと応募者が増えた高校もあれば,減った高校もあります。募集人員の増減の影響もあるため,倍率の推移を比べるとよいでしょう。今回の結果と私立高校の合格状況を考慮して,取り下げ・再提出をする受験生が出てくるため,応募倍率はさらに変わります。応募が確定したあと学校によっては欠席者が多数出ます。最終的に合格者数が公表されると実質倍率(受験者÷合格者)を算出することができます。取り下げ・再提出を検討する場合は十分な注意が必要です。

「2024年春都立高校 一般入試応募状況」「2024年春都立高校 地域・偏差値別増減グラフ」を参考にしてください。

一般入試応募状況を見るときのポイント

応募倍率上昇 ➡ 2024年入試の倍率上昇への不安があるが,「応募倍率」を見て受験生が敬遠し,思ったほど一般入試が厳しくならない場合も。

応募倍率低下 ➡ 2024年入試の倍率低下を期待できるが,「応募倍率」を見て受験生が流入し,思ったほど一般入試がゆるやかにならない場合も。

■倍率が高い学校(学年制普通科)  1.71倍以上

豊島 2.42 広尾 2.19 青山 2.11 本所 2.09 向丘 2.04 上野 2.02 戸山 1.99 三田 1.98 目黒 1.98 府中 1.98 城東 1.96 駒場 1.92 田園調布 1.92 日野 1.91 武蔵丘 1.89 豊多摩 1.89 神代 1.89 井草 1.86 日比谷 1.84 北園 1.81 竹早 1.79 小金井北 1.79 調布南 1.76 深川 1.74 石神井 1.74 江戸川 1.72 西 1.71

【東京】都立高校の推薦入試応募状況。男女合同選抜になってどう変わる?

いよいよ始まる 都立高校入試 推薦 出願状況 ・・・初の男女合同選抜になって。

都立高校の推薦の出願が締め切られました。かなりの高倍率になる学校が多くなっています。倍率を見比べると学校ごとの今春の人気度がわかります。

全日制普通科の12年間の倍率の推移を見てみると3.37→3.47→3.36→3.32→3.26→3.09→2.89倍→2.92→3.18→2.96→2.87→2.87倍となっています。ゆるやかな倍率低下が続いていましたが、3年前に上昇に転じ、その後2年続けて低下、そして男女合同選抜になった今回は前年と同じ倍率になりました。3年前の上昇は新型コロナで集団討論が中止されたことや新型コロナ禍に対する不安から早めに合格を決めておきたいと思う受験生が増えたことが要因になっていたのではと考えられます。その後、コロナ対策が私立のほうが進んでいることが知られるようになったことで、低下に転じたものと考えられます。

ただし,一校一校見ていくと志望者が増えた高校もあれば,減った高校もあり,募集人員の増減の影響が一部あるとはいえ,今春入試の人気の度合いをある程度知ることができます。推薦は欠席がほとんどなく,合格者も定員通り発表されるため,応募倍率(応募者÷定員)の数値はほぼ実質倍率(受験者÷合格者)と同じ数値になります。万が一推薦入試が不合格になった場合,自分が受験を考えている高校の一般入試の倍率が「上がるか」「下がるか」を知るヒントにもなるため,「2024年春都立高校 推薦応募状況一覧」「応募増減グラフ」で確認しておきましょう。

推薦入試応募状況を見るときのポイント・・・推薦入試の応募状況は一般入試の応募状況と相関関係がありますが、以下の注意が必要です。

応募倍率上昇 ➡ 2024年入試の倍率上昇への不安があるが,「応募倍率」を見て受験生が敬遠し,思ったほど一般入試が厳しくならない場合も。

応募倍率低下 ➡ 2024年入試の倍率低下を期待できるが,「応募倍率」を見て受験生が流入し,思ったほど一般入試がゆるやかにならない場合も。

「2024年春都立高校 推薦応募状況」「応募増減グラフ」

倍率が高い高校(学年制普通科:3.25倍以上)

三田 5.31 本所 5.21 板橋 5.00 城東 4.97 豊島 4.66 小岩 4.53 日野 4.33 広尾 4.20 葛飾野 4.06 南葛飾 3.91 高島 3.80 青山 3.79 竹台 3.67 江戸川 3.64 小平西 3.64 杉並 3.63 片倉 3.63 竹早 3.60 2国立 3.55 武蔵丘 3.50 府中東 3.48 向丘 3.38 東村山 3.35 戸山 3.34 昭和 3.34 大崎 3.30 東大和南 3.30 深川 3.28 鷺宮 3.27 石神井 3.27 目黒 3.25 小平南 3.25 東大和 3.25

 

【都立高校】2023春 一般入試 合格状況 実質倍率判明 日比谷男子1.72倍 日比谷女子1.75倍

都立高校の一般入試の合格発表が3月1日に行われました。この後は分割後期募集と第二次募集並びに新型コロナウイルス感染症の感染者等に対する「追検査」及び「特例による検査」の出願受付が3月6日にあり、学力検査が3月9日に実施されます。

全日制普通科(コース、単位制、島しょ、海外帰国生を除く102校)の13年間の実質倍率の推移を見てみると男子1.44[1.43](1.56)→1.40[1.38](1.52)→1.44[1.43](1.54)→1.45[1.43](1.54)→1.45[1.43](1.55)→1.45 [1.44](1.56) →1.46 [1.46](1.57) →1.44 [1.43](1.54) →1.41 [1.39](1.50) →1.38 [1.37](1.49) →1.35 [1. 32](1. 43) →1.39 [1. 35](1. 46) →1.42 [1. 34](1. 46)倍

女子が1.44[1.56](1.62)→1.45[1.55](1.61)→1.45[1.52](1.58)→1.46[1.54](1.60)→1.44[1.52](1.57) →1.49 [1.56](1.62) →1.47 [1.52](1.58) →1.47 [1.51](1.57) →1.41 [1.45](1.50) →1.43 [1.47](1.53) →1.39 [1. 42](1. 48) →1.40 [1. 40](1. 46) →1.37 [1. 40](1. 46)倍([ ]内は受験倍率 ( )内は応募倍率)となっており、男子は以前は実質倍率が1.45前後で安定していましたが6年前にわずかですが上昇。5年前から低下が続きましたが、前年から上昇に転じ、今春も上昇しています。女子は隔年で倍率が上下していましたが、2年間同倍率が続いた後、4年前に低下しその後隔年で上下が変わっています。

長い目で見ると、男女を合わせた倍率はじわじわ低下しています。今春も中3卒業生増に見合うほど募集人員を増やさなかったにもかかわらず、男女合わせた実質倍率は1.40→1.39へと下がっています。国の修学支援金や都の私立高校授業料等無償化施策が拡充している影響が続いているのでしょう。

今春の実質倍率で男子の上昇、女子の低下は「男女定員制の緩和が定員の10%→20%に拡大されたこと」の影響が大きかったと考えられます。

入試当日の全体の受験倍率(受験者÷定員)と実質倍率(受験者÷合格者)を比べると、男子は実質倍率が高くなることが多いのに比べ、女子は今回を除き例外なく下がっていることがわかります。これは「男女別定員制の緩和」を実施によって男女それぞれの定員とは異なり、男子を少なめ、女子は多めに合格者を発表することが多いため、普通科全体で見ると男子は受験倍率が実質倍率より高くなり、女子は受験倍率より実質倍率が低くなっているのです。

前年に女子の倍率が下がらなかったのは、定員を満たさない人員が男子が161→277(+116)、女子は181→419(+238)と女子の増え方が大きかったためでしょう。定員を満たさない分、合格者が定員より少なくなって、実質倍率が高くなるからです。

一校一校見ていくと、大きく倍率が動いている学校があります。

「2023年春都立高校 一般入試合格状況」「2023年春都立高校 【男子】一般入試合格状況_グラフ」「2023年春都立高校 【女子】一般入試合格状況_グラフ」で男女枠緩和校の状況や前年までの倍率推移などに注意しながら見ていくとよいでしょう。

来春は男女合同選抜が導入されるかもしれません。受験生は定員の増減とあわせて秋以降の発表に注意が必要です。

■倍率が高い学校(普通科;コース制を除く) 男子1.52倍以上 女子1.40倍以上

【男子】 東村山2.20倍 豊島2.11倍 目黒2.05倍 広尾2.02倍 武蔵丘2.01倍 府中1.98倍 鷺宮1.97倍 田園調布1.95倍 神代1.95倍 調布南1.91倍 竹早1.87倍 城東1.87倍 昭和1.87倍  豊多摩1.85倍 江北1.85倍 石神井1.84倍 小岩1.84倍 深川1.81倍 北園1.77倍 青山1.73倍 狛江1.73倍 日比谷1.72倍 上野1.72倍 雪谷1.71倍 文京1.71倍 1.69倍 江戸川1.61倍 井草1.60倍 足立1.57倍 三田1.56倍 戸山1.54倍 駒場1.54倍 片倉1.53倍 向丘1.52倍 蒲田1.52倍 小平南1.52倍

【女子】 鷺宮1.92倍 田園調布1.79倍 江北1.78倍 広尾1.77倍 青山1.77倍 日比谷1.75倍 府中1.73倍 昭和1.73倍 調布南1.71倍 竹早1.70倍 小岩1.70倍 戸山1.70倍 石神井1.69倍 武蔵丘1.67倍 豊島1.66倍 雪谷1.65倍 西1.65倍 深川1.64倍 神代1.63倍 豊多摩1.63倍 上野1.63倍 目黒1.57倍 北園1.57倍 片倉1.53倍 文京1.52倍 三田1.52倍 田無1.52倍 城東1.50倍 1.50倍 南平1.46倍 富士森1.45倍 駒場1.42倍 大崎1.42倍 足立1.41倍 小平南1.40倍

【都立高校】2023春 一般入試 受験状況 日比谷男子1.93倍 日比谷女子1.79倍

都立高校の一般入試が2月21日に行われました。受験者数が前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。合格発表は9年前の採点ミス問題から採点期間が伸び8年前より3月1日になり、3年前からは3月2日になり、前年から3月1日に戻りました。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く106校)の11年間の受験倍率の推移を見てみると男子1.43(1.56)→1.38(1.52)→1.43(1.54)→1.43(1.54)→1.43(1.55) →1.44 (1.56) →1.46 (1.57) →1.43 (1.54) →1.39 (1.50) →1.37 (1.49) →1.32 (1. 43) →1.35 (1. 46)倍→1.34 (1. 46)(カッコ内は応募倍率),

女子が1.56(1.62)→1.55(1.61)→1.52(1.58)→1.54(1.60)→1.52(1.57) →1.56(1.62) →1.52 (1.58) →1.51 (1.57) →1.45 (1.50) →1.47 (1.53)倍→1.42 (1. 48) →1.40 (1. 46) →1.40 (1. 46)(カッコ内は応募倍率)となっており,男子は3年間同じ倍率が続いた後、2年続けてわずかに上昇。その後、5年前から低下が続き、前年に上昇に転じましたが今春再び低下。女子は隔年で上下していましたが、3年続けての低下となったあと、3年前に上昇に転じましたが、その翌年からは再び低下し、今春は前年と同じになっています。低下が目立つのは国や都の私立高校授業料等無償化施策の影響が少なからずありそうです。前年は募集人員が中3卒業生の増加に見合うほど増やされなかったことが、男子の倍率が上がった要因と考えられます。今春も中3卒業生増に見合うほど募集人員を増やしませんでしたが、通信制に向かう受験生がそれ以上に増加した結果、低下したものと見られます。

一校一校見ていくと受験者が増えた高校もあれば,減った高校もありますが,募集人員の増減の影響もあるため,難化易化のめやすは倍率の推移を比べるとよいでしょう。

2月14日に応募者数は確定しましたが,2月21日の入試当日までに私立や国立の難関校に合格した受験生を中心に欠席者が出ます。上記13年間の倍率推移を見てもわかるように応募倍率より受験倍率のほうが低くなっているのはそのためです。さらに合格者を定員より多く出す学校が数多くあるため,個々に見ていくと最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は受験倍率(受験者÷定員)より下がるのが普通です。ただし,「男女別定員制の緩和」が全校で実施されるようになり、緩和枠がさらに拡大されため、男女の合格者数がそれぞれの定員通りでなくなり、女子は定員より合格者が増える学校が多くなり、男子は定員より合格者が少なくなる学校が多くなっています。そのため、合格発表の段階で、前年までと比べ男子の倍率は高くなりやすく、女子の倍率は低くなりやすくなります。

「2023年春都立高校 一般入試受験状況」「2023年春都立高校 一般入試受験状況グラフ_男子」「2023年春都立高校 一般入試受験状況グラフ_女子」で男女枠緩和制の有無や欠席率を参考にしてください。

■倍率が高い学校(普通科;コース制を除く) 男子1.58倍以上 女子1.69倍以上

【男子】 調布南1.99倍 江北1.95倍 日比谷1.93倍 目黒1.87倍 府中1.84倍 田園調布1.82倍 豊島1.82倍 武蔵丘1.78倍 石神井1.78倍 東村山1.77倍 深川1.75倍 雪谷1.75倍 青山1.70倍 上野1.68倍 小岩1.64倍 狛江1.64倍 広尾1.62倍 戸山1.61倍 蒲田1.59倍 北園1.59倍 城東1.58倍 1.58倍 鷺宮1.58倍 片倉1.58倍 昭和1.58倍 東大和南1.58倍

【女子】 鷺宮2.37倍 広尾2.23倍 竹早2.11倍 昭和2.04倍 神代2.02倍 豊多摩2.02倍 田園調布1.93倍 豊島1.93倍 武蔵丘1.92倍 府中1.91倍 小岩1.90倍 三田1.90倍 深川1.89倍 青山1.89倍 富士森1.84倍 目黒1.81倍 日比谷1.79倍 石神井1.78倍 北園1.78倍 城東1.78倍 文京1.76倍 西1.74倍 江北1.72倍 戸山1.70倍 上野1.69倍 井草1.69倍

【東京都立高校】2023春 一般入試 最終応募状況  君の志望校の倍率は?

都立高校の一般入試の応募が取り下げ・再提出を経て確定しました。前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。再提出前と変わっている学校もあるため注意しましょう。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く102校)の13年間の倍率の推移を見てみると男子1.56→1.52→1.54→1.54→1.55→1.56→1.57→1.54→1.50→1.49→1.43→1.46→1.46倍,女子が1.62→1.61→1.58→1.60→1.57→1.62→1.58→1.57→1.50→1.53→1.48→1.46→1.46倍となっており,男子は緩やかな上昇傾向にありましたが5年前に低下に転じた後、低下が続きましたが、前年に上昇し、今春は前年と同値でした。募集人員を中3卒業生の増加に見合うほど増やしていないことや、私立高校の推薦基準の上昇で基準を満たせない男子生徒が増えたためと見られます。女子は隔年で上下していましたが、その後4年続けて低下し、3年前に上昇に転じましが、その後低下が続き、今春は前年と同じになっています。今春。低下が止まったのは、男子同様、募集人員の削減が私立や通信制に向かう勢いと相殺したものと見られます。

一校一校見ていくと応募者が増えた高校もあれば,減った高校もあります。募集人員の増減の影響もあるため,倍率の推移を比べるとよいでしょう。

今回確定した応募者から,2月21日の入試当日までに私立や国立の難関校に合格した受験生を中心に欠席者が出ます。さらに合格者を定員より多く出す学校も数多くあるため,最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は応募倍率(応募者÷定員)より下がるのが普通です。「2023年春都立高校 一般入試応募状況」で過去5年分の学校別の状況や過去の欠席率を参考にしてください。

ただし,男女別定員制の緩和枠が20%に拡げられたため、男女それぞれの定員とは異なり,男子が少なめ、女子が多めに合格者を発表することが多くなることから状況は変わります。

「2023年春都立高校 一般入試応募状況グラフ 男子」「2023年春都立高校 一般入試応募状況グラフ 女子」

■倍率が高い学校(普通科) 男子1.74倍以上  女子1.87倍以上

男子 日比谷2.59倍 目黒2.29倍 調布南2.22倍 広尾2.06倍 府中2.03倍 田園調布2.02倍 豊島2.00倍 江北2.00倍 雪谷1.99倍 戸山1.97倍 青山1.97倍 石神井1.96倍 武蔵丘1.92倍 深川1.89倍 東村山1.89倍 上野1.83倍 狛江1.82倍 西1.77倍 城東1.75倍 北園1.74倍

女子 広尾2.49倍 鷺宮2.48倍 竹早2.20倍 豊多摩2.17倍 神代2.13倍 田園調布2.10倍 昭和2.10倍 青山2.06倍 三田2.02倍 府中2.01倍 豊島2.00倍 武蔵丘2.00倍 目黒1.99倍 深川1.98倍 日比谷1.96倍 小岩1.94倍 戸山1.90倍 西1.89倍 石神井1.87倍 城東1.87倍

【東京都立高校】2023春 一般入試応募状況 人気校は? 倍率上昇校は? 君の志望校は?

一般入試 応募締め切る(再提出前) ・・・

都立高校の一般入試の出願がいったん締め切られました。前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。12月の志望調査結果と大きく変わっている学校もあるため,注意しましょう。

今回の応募状況を見て,2月13日に取り下げ,2月14日に再提出することができます。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く103校)の12年間の倍率の推移を見てみると男子1.57→1.51→1.54→1.55→1.56→1.57→1.57→1.55→1.51→1.50→1.43→1.46→1.46倍,女子が1.62→1.61→1.58→1.61→1.58→1.64→1.59→1.58→1.51→1. 54→1.48→1.46→1.46倍となっています。男子はわずかな上昇傾向にありましたが4年続けて低下した後、一転し前年に上昇、今春は前年と同じでした。女子は隔年で上下していましたが、3年続けて低下しました後、3年前年に反転し上昇しましたが、前々年から2年続けて低下しました。今春は男子同様、前年と同じになっています。女子の倍率が男子の倍率より高い状態が長く続いていましたが、4年前に男子と女子の倍率が並びましたが、3前年から再び女子が男子を上回り、前年から再び並んでいます

ただし,一校一校見ていくと応募者が増えた高校もあれば,減った高校もあります。募集人員の増減の影響もあるため,倍率の推移を比べるとよいでしょう。今回の結果と私立高校の合格状況を考慮して,取り下げ・再提出をする受験生が出てくるため,応募倍率はさらに変わります。応募が確定したあと学校によっては欠席者が多数出ます。最終的に合格者数が公表されると実質倍率(受験者÷合格者)を算出することができます。取り下げ・再提出を検討する場合は十分な注意が必要です。

「2023年春都立高校 一般入試応募状況」「2023年春都立高校 地域・偏差値別増減グラフ【男子】」2023年春都立高校 地域・偏差値別増減グラフ【女子】」を参考にしてください。

 

一般入試応募状況を見るときのポイント

応募倍率上昇 ➡ 2023年入試の倍率上昇への不安があるが,「応募倍率」を見て受験生が敬遠し,思ったほど一般入試が厳しくならない場合も。

応募倍率低下 ➡ 2023年入試の倍率低下を期待できるが,「応募倍率」を見て受験生が流入し,思ったほど一般入試がゆるやかにならない場合も。

■倍率が高い学校(普通科) 男子1.78倍以上  女子1.92倍以上

男子 日比谷2.59倍 調布南2.49倍 目黒2.44倍 広尾2.20倍 豊島2.14倍 武蔵丘2.13倍 江北2.12倍 石神井2.08倍 田園調布2.04倍 府中2.04倍 戸山2.02倍 狛江2.00倍 東村山1.97倍 青山1.94倍 雪谷1.92倍 深川1.91倍 上野1.89倍 城東1.83倍 西1.78倍 東大和南1.78倍

女子 鷺宮2.67倍 広尾2.59倍 竹早2.31倍 神代2.27倍 深川2.19倍 豊多摩2.18倍 昭和2.15倍 府中2.11倍 武蔵丘2.08倍 青山2.08倍 富士森2.08倍 小岩2.07倍 三田2.04倍 日比谷2.03倍 目黒2.02倍 豊島2.02倍 田園調布2.00倍 西1.98倍 北園1.92倍

【東京都立高校】2023春 推薦入試 人気校は? 倍率上昇校は? 君の志望校は?

いよいよ始まる 都立高校入試 推薦 出願状況 ・・・

都立高校の推薦の出願が締め切られました。かなりの高倍率になる学校が多くなっています。倍率を見比べると学校ごとの今春の人気度がわかります。

全日制普通科の13年間の倍率の推移を見てみると男子3.09→2.87→3.00→3.06→2.98→2.96→2.90→2.82倍→2.60→2.64→2.87→2.69→2.60倍,女子が3.91→3.81→3.86→3.85→3.72→3.71→3.64→3.47→3.28→3.34→3.58→3.25→3.20倍となっています。男女ともゆるやかな倍率低下が続いていましたが、3年前から上昇に転じ、2年続けて上昇したあと、低下しました。新型コロナで集団討論が中止されたことや新型コロナ禍に対する不安から早めに合格を決めておきたいと思う受験生が増えたことが増加の要因になっていたのではと考えられます。その後、コロナ対策が私立のほうが進んでいることが知られるようになったことで、低下に転じたものと考えられます。

例年男子に比べ女子の倍率が高くなっています。ただし,一校一校見ていくと志望者が増えた高校もあれば,減った高校もあり,募集人員の増減の影響が一部あるとはいえ,今春入試の人気の度合いをある程度知ることができます。推薦は欠席がほとんどなく,合格者も定員通り発表されるため,応募倍率(応募者÷定員)の数値はほぼ実質倍率(受験者÷合格者)と同じ数値になります。万が一推薦入試が不合格になった場合,自分が受験を考えている高校の一般入試の倍率が「上がるか」「下がるか」を知るヒントにもなるため,「2023年春都立高校 推薦応募状況」「応募増減グラフ_男子」「応募増減グラフ_女子」で確認しておきましょう。

推薦入試応募状況を見るときのポイント・・・推薦入試の応募状況は一般入試の応募状況と相関関係がありますが、以下の注意が必要です。

応募倍率上昇 ➡ 2023年入試の倍率上昇への不安があるが,「応募倍率」を見て受験生が敬遠し,思ったほど一般入試が厳しくならない場合も。

応募倍率低下 ➡ 2023年入試の倍率低下を期待できるが,「応募倍率」を見て受験生が流入し,思ったほど一般入試がゆるやかにならない場合も。

「2023年春都立高校 推薦応募状況」「応募増減グラフ_男子」「応募増減グラフ_女子」

・倍率が高い学校

男子(3.06倍以上)

片倉 5.54 鷺宮 4.86 小岩 4.86 東大和 4.52 東村山 4.30 雪谷 4.28 城東 4.18 東大和南 4.04 保谷 3.91 武蔵村山 3.90 狛江 3.85 広尾 3.80 深川 3.75 江北 3.73 小平西 3.72 足立 3.64 高島 3.61 石神井 3.61 葛飾野 3.52 大崎 3.41 福生 3.38 足立新田 3.34 目黒 3.33 豊島 3.30 東 3.24 篠崎 3.21 青山 3.10 久留米西 3.08 西 3.06

女子(3.82倍以上)

鷺宮 6.42 西 5.80 富士森 5.52 小岩 5.32 広尾 5.00 城東 4.97 竹台 4.88 青山 4.62 戸山 4.50 竹早 4.48 豊島 4.43 江戸川 4.41 深川 4.36 日比谷 4.33 片倉 4.32 三田 4.29 松原 4.18 小山台 4.13 昭和 4.13 立川 4.08 駒場 4.07 文京 4.03 東村山 4.00 江北 3.90 板橋 3.87 目黒 3.86 練馬 3.86 国立 3.83 田園調布 3.82

【東京都立高校】2023春 志望調査 今春入試の倍率は? 厳しくなるのはどこ? 君の志望校は?

都立高校の志望予定調査結果が公表されました。今春の入試が「厳しくなるか」「やさしくなるか」のヒントになる資料です。

2023年春の入試では、全日制普通科の男子の13年間の倍率の推移を見てみると1.36→1.32→1.35→1.35→1.37→1.37→1.39→1.35→1.33→1.32→1.28→1.30→1.29倍としばらくゆるやかな上昇傾向にありましたが、最近では4年続けて下がった後、前年に上昇に転じましたが、今回再び低下。女子の場合は1.45→1.44→1.43→1.42→1.42→1.47→1.44→1.42→1.38→1.39→1.35→1.34→1.34倍と低下傾向にあったものが7年前に一度大きく上昇。その後低下が続いていましたが3年前に上昇したものの、前々年に低下し、今回は前年同様となっています。近年低下している原因として、都の私立高校に対する授業料軽減事業の軽減幅が大きくなったことがあげられます。私立通信制へ向かう流れも一段と進んでいます。3年前の女子がやや上がったのは、私立高校の難化が原因ではないでしょうか。前年の男子が上昇したのは、中3卒業生が増えたことに対し、私立高校の受け入れ枠が対応しきれていないためと考えられます。今回、男子が低下、女子が低下しなかったのは、男女合同選抜に向け、男女別定員緩和枠が20%に拡大されたことが原因として考えられるでしょう。

ただし、高校別に見ると志望者が増えた高校もあれば、減った高校もあり、募集人員の増減も考慮しなければなりませんが、志望予定調査結果から今春入試における人気の度合いをある程度知ることができます。6年前に大きな入試制度変更がありましたが、その後制度自体の変更はありません。自分が受験を考えている高校の倍率が「上がるか」「下がるか」を知るヒントにもなるため、「倍率上昇・低下がひと目でわかる! 2023年春都立高校 志望者増減一覧」「地域別・偏差値別グラフ(男子)」「地域別・偏差値別グラフ(女子)」でぜひ確認しておきましょう。

志望予定調査の結果を見るときのポイント

志望倍率上昇 ➡ 2023年入試の倍率上昇への不安があるが、「志望予定調査」の結果を見て受験生が敬遠し、思ったほど厳しくならない場合も。

志望倍率低下 ➡ 2023年入試の倍率低下を期待できるが、「志望予定調査」の結果を見て受験生が流入し、思ったほどゆるやかにならない場合も。

「倍率上下がひと目でわかる!2023年春都立高校 志望者増減一覧」「地域別・偏差値別グラフ(男子)」「地域別・偏差値別グラフ(女子)」

志望倍率が高い学校

男子(1.70倍以上)

石神井2.06倍 豊島2.02倍 調布南2.01倍 江北1.99倍 狛江1.98倍 城東1.97倍 目黒1.94倍 鷺宮1.92倍 神代1.88倍 立川1.87倍 昭和1.82倍 小岩1.80倍 田園調布1.78倍 戸山1.76倍 深川1.74倍 府中1.73倍 竹早1.72倍 日比谷1.70倍

女子(1.75倍以上)

鷺宮2.55倍 昭和2.34倍 神代2.26倍 広尾2.23倍 小岩2.15倍 豊島2.09倍 竹早2.09倍 富士森1.98倍 田園調布1.97倍 深川1.97倍 三田1.97倍 青山1.94倍 石神井1.92倍 府中1.92倍 北園1.88倍 竹台1.88倍 城東1.85倍 立川1.76倍 豊多摩1.75倍

【東京都立高校】2022春 一般入試 合格状況 実質倍率判明 来年の受験生は必見

一般入試 合格者発表 実質倍率を見ておこう・・・

都立高校の一般入試の合格発表が3月1日に行われました。この後は分割後期募集と第二次募集並びに新型コロナウイルス感染症の感染者等に対する「追検査」及び「特例による検査」の出願受付が3月4日にあり、学力検査が3月9日に実施されます。

全日制普通科(コース、単位制、島しょ、海外帰国生を除く106校)の9年間の実質倍率の推移を見てみると男子1.44[1.43](1.56)→1.40[1.38](1.52)→1.44[1.43](1.54)→1.45[1.43](1.54)→1.45[1.43](1.55)→1.45 [1.44](1.56) →1.46 [1.46](1.57) →1.44 [1.43](1.54) →1.41 [1.39](1.50) →1.38 [1.37](1.49) →1.35 [1. 32](1. 43) →1.39 [1. 35](1. 46)倍、

女子が1.44[1.56](1.62)→1.45[1.55](1.61)→1.45[1.52](1.58)→1.46[1.54](1.60)→1.44[1.52](1.57) →1.49 [1.56](1.62) →1.47 [1.52](1.58) →1.47 [1.51](1.57) →1.41 [1.45](1.50) →1.43 [1.47](1.53) →1.39 [1. 42](1. 48) →1.40 [1. 40](1. 46)倍([ ]内は受験倍率 ( )内は応募倍率)となっており、男子は過去数年は実質倍率が1.45前後で安定していましたが5年前にわずかですが上昇。しかし、4年前から低下が続きましたが、今回は上昇に転じました。女子は隔年で倍率が上下していましたが、2年間同倍率が続いた後、3年前に低下しその後隔年で上下が変わっています。男子の低下、女子が隔年で上下しているもののじわじわ低下しているのは国の修学支援金や都の私立高校授業料等無償化施策が拡充している影響が少なからずありそうです。今回は男女とも低下しなかったのは、中3卒業生増に見合うほど募集人員を増やさなかったことや、私立高校の推薦基準の上昇などが要因として考えられます。

入試当日の全体の受験倍率(受験者÷定員)と実質倍率(受験者÷合格者)を比べると、男子は実質倍率が高くなることが多いのに比べ、女子は今回を除き例外なく下がっていることがわかります。これは「男女別定員制の緩和」を実施している学校が男女それぞれの定員とは異なり、男子を少なめ、女子は多めに合格者を発表することが多いため、普通科全体で見ると男子は受験倍率が実質倍率より高くなり、女子は受験倍率より実質倍率が低くなっているのです。今回女子の倍率が下がらなかったのは、例年に比べ女子の合格が男子より多くなる傾向が弱くなったためだと考えられます。定員割れした学校の内、女子の受験生が定員を大きく割っている学校が目立つことが原因のようです。

「2022年春都立高校 一般入試合格状況」「2022年春都立高校 【男子】一般入試合格状況_グラフ」「2022年春都立高校 【女子】一般入試合格状況_グラフ」で男女枠緩和校の状況や前年までの倍率推移などに注意しながら見ていくとよいでしょう。今後「男女別定員制の緩和」は20%まで増やされるかもしれません。来春の受験生は定員の増減とあわせて秋以降の発表に注意が必要です。

■倍率が高い学校(普通科;コース制を除く) 男子1.60倍以上 女子1.55倍以上

男子 2.17倍 上野2.01倍 北園1.98倍 目黒1.94倍 青山1.94倍 豊多摩1.92倍 豊島1.90倍 広尾1.87倍 戸山1.86倍 深川1.86倍 府中1.83倍 竹早1.82倍 文京1.82倍 昭和1.82倍  井草1.80倍 三田1.79倍 神代1.78倍 小平南1.76倍 足立1.75倍 田園調布1.70倍 鷺宮1.70倍 調布南1.68倍 日比谷1.67倍 江戸川1.66倍 向丘1.65倍 石神井1.65倍 小岩1.64倍 雪谷1.62倍 調布北1.62倍 紅葉川1.60倍

女子 青山2.13倍 広尾2.12倍 神代2.08倍 向丘2.08倍 井草2.00倍 三田1.92倍 目黒1.88倍 1.87倍 北園1.87倍 鷺宮1.87倍 豊多摩1.81倍 豊島1.80倍 調布南1.80倍 昭和1.78倍 戸山1.77倍 上野1.75倍 日本橋1.74倍 田園調布1.68倍 石神井1.68倍 文京1.65倍 小平南1.65倍 松が谷1.64倍 竹早1.61倍 国立1.58倍 雪谷1.57倍 府中1.56倍 日比谷1.55倍 小岩1.55倍

【東京都立高校】2022春 一般入試 受験状況

一般入試 受験者数確定 学力検査終了・・・

都立高校の一般入試が2月21日に行われました。受験者数が前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。合格発表は8年前の採点ミス問題から採点期間が伸び7年前より3月1日になり、2年前からは3月2日になり、今春3月1日に戻りました。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く106校)の11年間の受験倍率の推移を見てみると男子1.43(1.56)→1.38(1.52)→1.43(1.54)→1.43(1.54)→1.43(1.55) →1.44 (1.56) →1.46 (1.57) →1.43 (1.54) →1.39 (1.50) →1.37 (1.49) →1.32 (1. 43) →1.35 (1. 46)倍(カッコ内は応募倍率),女子が1.56(1.62)→1.55(1.61)→1.52(1.58)→1.54(1.60)→1.52(1.57) →1.56(1.62) →1.52 (1.58) →1.51 (1.57) →1.45 (1.50) →1.47 (1.53)倍→1.42 (1. 48) →1.40 (1. 46)(カッコ内は応募倍率)となっており,男子は3年間同じ倍率が続いた後、2年続けてわずかに上昇していましたが、4年前から低下が続いていましたが、今春上昇に転じました。女子は隔年で上下していましたが、3年続けての低下となったあと、2年前に上昇に転じましたが、前年からは再び低下しています。低下が目立つのは国や都の私立高校授業料等無償化施策の影響が少なからずありそうです。今春は募集人員が中3卒業生の増加に見合うほど増やされなかったことから、男子の倍率が上がった要因と考えられます。私立高校の基準上昇ももうひとつの要因といえるでしょう。女子は、内申が高い生徒が多く、私立に向かった生徒が多くいたものと見られます。

一校一校見ていくと受験者が増えた高校もあれば,減った高校もありますが,募集人員の増減の影響もあるため,難化易化のめやすは倍率の推移を比べるとよいでしょう。

2月14日に応募者数は確定しましたが,2月21日の入試当日までに私立や国立の難関校に合格した受験生を中心に欠席者が出ます。上記12年間の倍率推移を見てもわかるように応募倍率より受験倍率のほうが低くなっているのはそのためです。さらに合格者を定員より多く出す学校が数多くあるため,個々に見ていくと最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は受験倍率(受験者÷定員)より下がるのが普通です。ただし,「男女別定員制の緩和」が全校で実施されたため、男女の合格者数がそれぞれの定員通りでなくなり、女子は定員より合格者が増える学校が多くなり、男子は定員より合格者が少なくなる学校多くなると見られます。そのため、合格発表の段階で、前年までと比べ男子の倍率は高くなりやすく、女子の倍率は低くなりやすくなります。

「2022年春都立高校 一般入試受験状況」「2022年春都立高校 一般入試受験状況グラフ_男子」「2022年春都立高校 一般入試受験状況グラフ_女子」で男女枠緩和制の有無や欠席率を参考にしてください。

■倍率が高い学校(普通科;コース制を除く) 男子1.61倍以上 女子1.64倍以上

男子 青山2.05倍 1.97倍 目黒1.94倍 日比谷1.89倍 戸山1.89倍 上野1.83倍 江戸川1.83倍 深川1.82倍 北園1.79倍 豊多摩1.73倍 豊島1.72倍 府中1.72倍 調布南1.72倍 広尾1.69倍 秋留台1.66倍 竹早1.65倍 白鷗1.65倍 文京1.65倍 昭和1.64倍 小平南1.64倍 三田1.63倍 井草1.63倍 小岩1.62倍 足立1.61倍 神代1.61倍

女子 広尾2.37倍 神代2.35倍 向丘2.31倍 井草2.24倍 三田2.17倍 青山2.11倍 北園2.11倍 2.10倍 鷺宮2.10倍 豊多摩2.02倍 昭和2.02倍 豊島2.00倍 目黒1.98倍 上野1.97倍 日本橋1.92倍 石神井1.91倍 文京1.85倍 戸山1.84倍 田園調布1.84倍 調布南1.82倍 竹早1.81倍 小平南1.79倍 府中1.71倍 松原1.70倍 松が谷1.64倍

【東京都立高校】2022春 一般入試応募状況(最終)

都立高校の一般入試の応募者が取り下げ・再提出を経て確定しました。前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。再提出前と変わっている学校もあるため注意しましょう。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く103校)の12年間の倍率の推移を見てみると男子1.56→1.52→1.54→1.54→1.55→1.56→1.57→1.54→1.50→1.49→1.43→1.46倍,女子が1.62→1.61→1.58→1.60→1.57→1.62→1.58→1.57→1.50→1.53→1.48→1.46倍となっており,男子は緩やかな上昇傾向にありましたが4年前に低下に転じた後、低下が続きましたが、今春上昇しました。取り下げ日程の前倒しで私立高校の結果を見てからの取り下げができなくなったことや、私立高校の推薦基準の上昇で基準を満たせない男子生徒が増えたためと見られます。女子は隔年で上下していましたが、その後4年続けて低下し、2年前に上昇に転じましが、その後低下が続いています。都の無償化政策で私立高校に向かう受験生が増えた結果と見られます。

一校一校見ていくと応募者が増えた高校もあれば,減った高校もあります。募集人員の増減の影響もあるため,倍率の推移を比べるとよいでしょう。

今回確定した応募者から,2月21日の入試当日までに私立や国立の難関校に合格した受験生を中心に欠席者が出ます。さらに合格者を定員より多く出す学校も数多くあるため,最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は応募倍率(応募者÷定員)より下がるのが普通です。「2022年春都立高校 一般入試応募状況」で過去5年分の学校別の状況がわかるようになっています。ただし,男女別定員制の緩和を実施している学校では男女それぞれの定員とは異なり,男子が少なめ女子が多めに合格者を発表することが多くなっているため状況は変わります。

「2022年春都立高校 一般入試応募状況グラフ 男子」「2022年春都立高校 一般入試応募状況グラフ 女子」で男女枠緩和校や前年欠席率を参考にしてください。

■倍率が高い学校(普通科) 男子1.77倍以上  女子1.77倍以上

男子 日比谷2.50倍 目黒2.39倍 青山2.25倍 戸山2.14倍 豊多摩2.05倍 白鷗2.03倍 2.01倍 深川2.01倍 広尾1.96倍 豊島1.94倍 江戸川1.93倍 井草1.92倍 上野1.92倍 調布南1.90倍 北園1.89倍 三田1.86倍 雪谷1.84倍 府中1.82倍 田園調布1.80倍 神代1.78倍 文京1.77倍 竹早1.77倍 西1.77倍

女子 神代2.48倍 広尾2.47倍 井草2.36倍 向丘2.35倍 三田2.26倍 北園2.24倍 青山2.21倍 豊多摩2.16倍 鷺宮2.16倍 2.15倍 目黒2.14倍 豊島2.14倍 昭和2.10倍 田園調布2.04倍 石神井2.03倍 上野2.02倍 戸山1.98倍 日本橋1.95倍 文京1.92倍 調布南1.89倍 小平南1.89倍 竹早1.88倍 日比谷1.77倍

【東京都立高校】2022春 一般入試応募状況(再提出前)どうする取り下げ・再提出

都立高校の一般入試の出願がいったん締め切られました。前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。12月の志望調査結果と大きく変わっている学校もあるため,注意しましょう。

今回の応募状況を見て,2月10日に取り下げ,2月14日に再提出することができます。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く103校)の11年間の倍率の推移を見てみると男子1.57→1.51→1.54→1.55→1.56→1.57→1.57→1.55→1.51→1.50→1.43→1.46倍,女子が1.62→1.61→1.58→1.61→1.58→1.64→1.59→1.58→1.51→1. 54→1.48→1.46倍となっています。男子はわずかな上昇傾向にありましたが4年続けて低下した後、一転し今春に上昇。女子は隔年で上下していましたが、3年続けて低下しました後、前年に反転し上昇しましたが、前年から2年続けて低下しました。女子の倍率が男子の倍率より高い状態が長く続いていましたが、3年前に男子と女子の倍率が並びましたが、2前年から再び女子が男子を上回り、今回再び並びました。

ただし,一校一校見ていくと応募者が増えた高校もあれば,減った高校もあります。募集人員の増減の影響もあるため,倍率の推移を比べるとよいでしょう。今回の結果と私立高校の合格状況を考慮して,取り下げ・再提出をする受験生が出てくるため,応募倍率はさらに変わります。応募が確定したあと学校によっては欠席者が多数出ます。最終的に合格者数が公表されると実質倍率(受験者÷合格者)を算出することができます。取り下げ・再提出を検討する場合は十分な注意が必要です。

「2022年春都立高校 一般入試応募状況」「2022年春都立高校 地域・偏差値別増減グラフ【男子】」「2022年春都立高校 地域・偏差値別増減グラフ【女子】」を参考にしてください。

一般入試応募状況を見るときのポイント

応募倍率上昇 ➡ 2022年入試の倍率上昇への不安があるが,「応募倍率」を見て受験生が敬遠し,思ったほど一般入試が厳しくならない場合も。

応募倍率低下 ➡ 2022年入試の倍率低下を期待できるが,「応募倍率」を見て受験生が流入し,思ったほど一般入試がゆるやかにならない場合も。

■倍率が高い学校(普通科) 男子1.86倍以上  女子2.01倍以上

【男子】 日比谷2.54倍 目黒2.53倍 青山2.30倍 2.28倍 調布南2.12倍 戸山2.11倍 井草2.05倍 豊多摩2.05倍 深川2.05倍 白鷗2.03倍 北園2.00倍 上野1.99倍 広尾1.95倍 豊島1.95倍 神代1.89倍 竹早1.86倍 江戸川1.86倍

【女子】 神代2.57倍 広尾2.54倍 井草2.48倍 向丘2.39倍 三田2.35倍 北園2.33倍 2.26倍 昭和2.26倍 青山2.24倍 鷺宮2.22倍 豊多摩2.17倍 豊島2.16倍 目黒2.15倍 石神井2.12倍 戸山2.02倍 上野2.02倍 調布南2.01倍

 

【東京都立高校】2022春 推薦応募状況 志望校の倍率は? 下がった? 上がった?

いよいよ始まる 都立高校入試 推薦 出願状況 ・・・

都立高校の推薦の出願が締め切られました。かなりの高倍率になる学校が多くなっています。倍率を見比べると学校ごとの今春の人気度がわかります。

全日制普通科の12年間の倍率の推移を見てみると男子3.09→2.87→3.00→3.06→2.98→2.96→2.90→2.82倍→2.60→2.64→2.87→2.69倍,女子が3.91→3.81→3.86→3.85→3.72→3.71→3.64→3.47→3.28→3.34→3.58→3.25倍となっており,男女ともゆるやかな倍率低下が続いていましたが、前々年から2年続けて上昇した後、今回低下しています。前年は集団討論が中止されたことや新型コロナウイルス禍に対する不安から早めに合格を決めておきたいと思う受験生が増えたことが増加の要因になったと見られ、今回は前年の倍率が高くなった学校が多かったため、敬遠による低下と考えられます。

例年男子に比べ女子の倍率が高くなっています。ただし,一校一校見ていくと志望者が増えた高校もあれば,減った高校もあり,募集人員の増減の影響が一部あるとはいえ,今春入試の人気の度合いをある程度知ることができます。推薦は欠席がほとんどなく,合格者も定員通り発表されるため,応募倍率(応募者÷定員)の数値はほぼ実質倍率(受験者÷合格者)と同じ数値になります。万が一推薦入試が不合格になった場合,自分が受験を考えている高校の一般入試の倍率が「上がるか」「下がるか」を知るヒントにもなるため,「2022年春都立高校 推薦応募状況」「応募増減グラフ_男子」「応募増減グラフ_女子」で確認しておきましょう。

推薦入試応募状況を見るときのポイント・・・推薦入試の応募状況は一般入試の応募状況と相関関係がありますが、以下の注意が必要です。

応募倍率上昇 ➡ 2022年入試の倍率上昇への不安があるが,「応募倍率」を見て受験生が敬遠し,思ったほど一般入試が厳しくならない場合も。

応募倍率低下 ➡ 2022年入試の倍率低下を期待できるが,「応募倍率」を見て受験生が流入し,思ったほど一般入試がゆるやかにならない場合も。

倍率が高い高校
男子(3.3倍以上)
青山 5.93 広尾 5.00 東 4.92 足立 4.86 城東 4.66 鷺宮 4.46 東大和 4.39 府中東 4.30 小岩 4.24 南葛飾 4.09 戸山 4.03 高島 3.94 文京 3.68 紅葉川 3.67 狛江 3.67 大崎 3.61 八王子北 3.60 東村山 3.43 国立 3.34 深川 3.33

女子(4.0倍以上)
青山 9.62 鷺宮 5.65 日本橋 5.50 戸山 5.23 東 5.14 北園 4.90 神代 4.85 向丘 4.77 昭和 4.67 西 4.57 広尾 4.50 三田 4.50 豊多摩 4.43 竹台 4.40 豊島 4.31 城東 4.30 小岩 4.18 国立 4.13 竹早 4.12 立川 4.12 松が谷 4.09 雪谷 4.08 府中東 4.07 文京 4.06 目黒 4.00

「2022年春都立高校 推薦応募状況」「応募増減グラフ_男子」「応募増減グラフ_女子」

 

 

 

【東京都立高校】2022春 志望調査 今春入試の倍率は? 志望校は厳しくなる? それとも・・・

都立高校の志望予定調査結果が公表されました。今春の入試が「厳しくなるか」「やさしくなるか」のヒントになる資料です。

2022年春の入試では、全日制普通科の男子の12年間の倍率の推移を見てみると1.36→1.32→1.35→1.35→1.37→1.37→1.39→1.35→1.33→1.32→1.28→1.30倍としばらくゆるやかな上昇傾向にありましたが、最近では4年続けて下がった後、今回上昇に転じました。女子の場合は1.45→1.44→1.43→1.42→1.42→1.47→1.44→1.42→1.38→1.39→1.35→1.34倍と低下傾向にあったものが6年前に一度大きく上昇。その後低下が続いていましたが前々年に上昇したものの、前年に低下し、今回も低下しました。近年低下している原因として、都の私立高校に対する授業料軽減事業の軽減幅が大きくなったことがあげられます。私立通信制へ向かう流れも一段と進んでいます。前々年の女子がやや上がったのは、私立高校の難化が原因ではないでしょうか。今回の男子が上昇したのは、中3卒業生が増えたことに対し、私立高校の受け入れ枠が対応しきれていないためと考えられます。

ただし、高校別に見ると志望者が増えた高校もあれば、減った高校もあり、募集人員の増減も考慮しなければなりませんが、志望予定調査結果から今春入試における人気の度合いをある程度知ることができます。6年前に大きな入試制度変更がありましたが、その後制度自体の変更はありません。自分が受験を考えている高校の倍率が「上がるか」「下がるか」を知るヒントにもなるため、「倍率上昇・低下がひと目でわかる! 2022年春都立高校 志望者増減一覧」「地域別・偏差値別グラフ(男子)」地域別・偏差値別グラフ(女子)」でぜひ確認しておきましょう。

志望予定調査の結果を見るときのポイント

志望倍率上昇 ➡ 2022年入試の倍率上昇への不安があるが、「志望予定調査」の結果を見て受験生が敬遠し、思ったほど厳しくならない場合も。

志望倍率低下 ➡ 2022年入試の倍率低下を期待できるが、「志望予定調査」の結果を見て受験生が流入し、思ったほどゆるやかにならない場合も。

⇒倍率上下がひと目でわかる!2022年春都立高校 志望者増減一覧「地域別・偏差値別グラフ(男子)」「地域別・偏差値別グラフ(女子)」

志望倍率が高い学校

男子(1.75倍以上)

東2.05倍 青山2.03倍 深川2.01倍 目黒1.97倍 戸山1.96倍 狛江1.90倍 城東1.85倍 小岩1.85倍 三田1.83倍 北園1.83倍 神代1.83倍 調布南1.82倍 豊多摩1.77倍 昭和1.77倍

女子(1.95倍以上)

神代2.60倍 昭和2.44倍 三田2.36倍 鷺宮2.30倍 向丘2.17倍 青山2.14倍 日本橋2.14倍 東2.12倍 広尾2.11倍 松が谷2.10倍 井草2.08倍 竹早2.04倍 北園2.02倍 豊島1.98倍 石神井1.97倍

 

 

【東京都立高校】2021春 一般入試 合格発表 実質倍率判明

都立高校の一般入試の合格発表が3月2日に行われました。この後は分割後期募集と第二次募集の出願受付が3月5日にあり、学力検査が3月10日に実施されます。

全日制普通科(コース、単位制、島しょ、海外帰国生を除く106校)の9年間の実質倍率の推移を見てみると男子1.44[1.43](1.56)→1.40[1.38](1.52)→1.44[1.43](1.54)→1.45[1.43](1.54)→1.45[1.43](1.55)→1.45 [1.44](1.56) →1.46 [1.46](1.57) →1.44 [1.43](1.54) →1.41 [1.39](1.50) →1.38 [1.37](1.49) →1.35 [1. 32](1. 43)倍、女子が1.44[1.56](1.62)→1.45[1.55](1.61)→1.45[1.52](1.58)→1.46[1.54](1.60)→1.44[1.52](1.57) →1.49 [1.56](1.62) →1.47 [1.52](1.58) →1.47 [1.51](1.57) →1.41 [1.45](1.50) →1.43 [1.47](1.53) →1.39 [1. 42](1. 48)倍([ ]内は受験倍率 ( )内は応募倍率)となっており、男子は過去数年は実質倍率が1.45前後で安定していましたが4年前にわずかですが上昇。しかし、3年前から低下し、今回も前年に続き低下しました。女子は隔年で倍率が上下していましたが、2年間同倍率が続いた後、2年前に低下し前年は上昇、今回は低下と隔年で上下が変わっています。男子の低下、女子が隔年で上下しているもののじわじわ低下しているのは国の修学支援金や都の私立高校授業料等無償化施策が拡充している影響が少なからずありそうです。

入試当日の全体の受験倍率(受験者÷定員)と実質倍率(受験者÷合格者)を比べると、男子は実質倍率が高くなることが多いのに比べ、女子は例外なく下がっていることがわかります。これは「男女別定員制の緩和」を実施している学校が男女それぞれの定員とは異なり、男子を少なめ、女子は多めに合格者を発表することが多いため、普通科全体で見ると男子は受験倍率が実質倍率より高くなり、女子は受験倍率より実質倍率が低くなっているのです。さらに「男女別定員制の緩和」以外の学校の中に、合格者を定員より多めに出す場合があるため、最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は受験倍率(受験者÷定員)より下がることになります。

一校一校見ていくと、大きく倍率が動いている学校があります。

「2021年春都立高校 一般入試合格状況」「2021年春都立高校 【男子】一般入試合格状況_グラフ」「2021年春都立高校 【女子】一般入試合格状況_グラフ」で男女枠緩和校の状況や前年までの倍率推移などに注意しながら見ていくとよいでしょう。「男女別定員制の緩和」を実施するかどうかは、年によって変わるため、来春の受験生は定員の増減とあわせて秋以降の発表に注意が必要です。

■倍率が高い学校(普通科;コース制を除く) 男子1.51倍以上 女子1.54倍以上

男子 三田2.01倍 田園調布1.90倍 豊島1.86倍 戸山1.84倍 深川1.83倍 本所1.80倍 城東1.79倍 石神井1.76倍 駒場1.74倍 神代1.71倍 日野台1.71倍 小岩1.68倍 青山1.67倍 豊多摩1.66倍 立川1.65倍 竹早1.63倍 上野1.62倍 井草1.62倍 広尾1.61倍 目黒1.59倍 江戸川1.58倍 板橋1.53倍 八王子東1.53倍 府中1.53倍 日比谷1.51倍 小平1.51倍

女子 三田2.46倍 青山2.20倍 上野2.12倍 城東1.93倍 竹早1.92倍 田園調布1.91倍 広尾1.89倍 駒場1.87倍 本所1.79倍 戸山1.76倍 石神井1.76倍 狛江1.74倍 向丘1.72倍 目黒1.69倍 北園1.69倍 井草1.67倍 小平1.66倍 板橋1.65倍 小岩1.64倍 深川1.63倍 豊島1.61倍 神代1.60倍 東村山1.60倍 日野台1.59倍 調布北1.59倍 松が谷1.58倍 日比谷1.55倍 国立1.54倍

【東京都立高校】21春 受験状況

一般入試 受験者数確定 学力検査終了・・・

都立高校の一般入試が2月21日に行われました。受験者数が前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。合格発表は7年前の採点ミス問題から採点期間が伸び6年前より3月1日になり、前年からは3月2日になっています。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く106校)の11年間の受験倍率の推移を見てみると男子1.43(1.56)→1.38(1.52)→1.43(1.54)→1.43(1.54)→1.43(1.55) →1.44 (1.56) →1.46 (1.57) →1.43 (1.54) →1.39 (1.50) →1.37 (1.49) →1.32 (1. 43)倍(カッコ内は応募倍率),女子が1.56(1.62)→1.55(1.61)→1.52(1.58)→1.54(1.60)→1.52(1.57) →1.56(1.62) →1.52 (1.58) →1.51 (1.57) →1.45 (1.50) →1.47 (1.53)倍→1.42 (1. 48)(カッコ内は応募倍率)となっており,男子は3年間同じ倍率が続いた後、2年続けてわずかに上昇していましたが、3年前から低下が続いています。女子は隔年で上下していましたが、3年続けての低下となったあと、前年に上昇に転じましたが、今回再び低下しました。低下が続くのは国や都の私立高校授業料等無償化施策の影響が少なからずありそうです。

一校一校見ていくと受験者が増えた高校もあれば,減った高校もありますが,募集人員の増減の影響もあるため,難化易化のめやすは倍率の推移を比べるとよいでしょう。

2月15日に応募者数は確定しましたが,2月21日の入試当日までに私立や国立の難関校に合格した受験生を中心に欠席者が出ます。上記11年間の倍率推移を見てもわかるように応募倍率より受験倍率のほうが低くなっているのはそのためです。さらに合格者を定員より多く出す学校が数多くあるため,個々に見ていくと最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は受験倍率(受験者÷定員)より下がるのが普通です。ただし,「男女別定員制の緩和」を実施している学校では男女それぞれの定員通りではなく,男子が少なめ女子が多めに合格者を発表することが多いため、男子は受験倍率より実質倍率が高くなり,女子は受験倍率より実質倍率が低くなる傾向にあります。

「2021年春都立高校 一般入試受験状況」「2021年春都立高校 一般入試受験状況グラフ_男子」「2021年春都立高校 一般入試受験状況グラフ_女子」で男女枠緩和制の有無や欠席率を参考にしてください。

■倍率が高い学校(普通科) 男子1.60倍以上 女子1.75倍以上

【男子】 戸山1.89倍 豊島1.86倍 三田1.82倍 城東1.82倍 駒場1.77倍 石神井1.77倍 日野台1.75倍 田園調布1.73倍 青山1.71倍 立川1.70倍 豊多摩1.67倍 竹早1.66倍 深川1.66倍 上野1.64倍 本所1.64倍 日比谷1.63倍 江戸川1.61倍 秋留台1.61倍

【女子】 三田2.81倍 青山2.26倍 上野2.14倍 広尾2.12倍 田園調布2.10倍 本所2.02倍 竹早1.97倍 城東1.96倍 目黒1.95倍 深川1.94倍 向丘1.93倍 井草1.91倍 駒場1.89倍 小平1.88倍 小岩1.85倍 神代1.84倍 戸山1.80倍 石神井1.79倍 狛江1.77倍

【東京都立高校】21春 応募状況 最終

都立高校の一般入試の応募者が取り下げ・再提出を経て確定しました。前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。再提出前と変わっている学校もあるため注意しましょう。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く106校)の11年間の倍率の推移を見てみると男子1.56→1.52→1.54→1.54→1.55→1.56→1.57→1.54→1.50→1.49→1.43倍,女子が1.62→1.61→1.58→1.60→1.57→1.62→1.58→1.57→1.50→1.53→1.48倍となっており,男子は緩やかな上昇傾向にありましたが3年前に低下に転じました。女子は隔年で上下していましたが、その後3年続けて低下して、前年に上昇に転じましが、今回再び低下しています。都の無償化政策で私立高校に向かう受験生が増えた結果と見られます。

一校一校見ていくと応募者が増えた高校もあれば,減った高校もあります。募集人員の増減の影響もあるため,倍率の推移を比べるとよいでしょう。

今回確定した応募者から,2月21日の入試当日までに私立や国立の難関校に合格した受験生を中心に欠席者が出ます。さらに合格者を定員より多く出す学校も数多くあるため,最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は応募倍率(応募者÷定員)より下がるのが普通です。「2021年春都立高校 一般入試応募状況」で過去4年分の学校別の状況がわかるようになっています。ただし,男女別定員制の緩和を実施している学校では男女それぞれの定員とは異なり,男子が少なめ女子が多めに合格者を発表することが多くなっているため状況は変わります。

「2021年春都立高校 一般入試応募状況グラフ 男子」「2021年春都立高校 一般入試応募状況グラフ 女子」で男女枠緩和校や前年欠席率を参考にしてください。

■倍率が高い学校(普通科) 男子1.80倍以上 女子1.90倍以上

男子 日比谷2.25倍 戸山2.19倍 三田2.07倍 田園調布2.05倍 青山2.01倍 石神井2.01倍 豊多摩1.98倍 竹早1.97倍 豊島1.97倍 駒場1.92倍 城東1.89倍 白鷗1.87倍 深川1.85倍 立川1.82倍 日野台1.81倍

女子 三田2.99倍 青山2.44倍 広尾2.34倍 上野2.22倍 田園調布2.16倍 目黒2.11倍 竹早2.07倍 本所2.07倍 深川2.01倍 井草2.01倍 戸山1.99倍 城東1.97倍 日比谷1.95倍 向丘1.95倍 駒場1.94倍 石神井1.93倍 小平1.91倍 神代1.90倍

応募状況一覧

【男子】グラフ

【女子】グラフ

【都立高校】一般入試 応募締切る(再提出前)

都立高校の一般入試の出願がいったん締め切られました。前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。12月の志望調査結果と大きく変わっている学校もあるため,注意しましょう。

今回の応募状況を見て,2月12日に取り下げ,2月15日に再提出することができます。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く106校)の10年間の倍率の推移を見てみると男子1.57→1.51→1.54→1.55→1.56→1.57→1.57→1.55→1.51→1.50→1.43倍,女子が1.62→1.61→1.58→1.61→1.58→1.64→1.59→1.58→1.51→1. 54→1.48倍となっています。男子はわずかな上昇傾向にありましたが4年続けて低下。女子は隔年で上下していましたが、3年続けて低下しました後、前年に反転、今回は再び低下しました。女子の倍率が男子の倍率より高い状態が長く続いていましたが、2年前に男子と女子の倍率が並びましたが、前年から再び女子が男子を上回っています。

ただし,一校一校見ていくと応募者が増えた高校もあれば,減った高校もあります。募集人員の増減の影響もあるため,倍率の推移を比べるとよいでしょう。今回の結果と私立高校の合格状況を考慮して,取り下げ・再提出をする受験生が出てくるため,応募倍率はさらに変わります。応募が確定したあと学校によっては欠席者が多数出ます。最終的に合格者数が公表されると実質倍率(受験者÷合格者)を算出することができます。取り下げ・再提出を検討する場合は十分な注意が必要です。

「2021年春都立高校 一般入試応募状況」「2021年春都立高校 地域・偏差値別増減グラフ【男子】」「2021年春都立高校 地域・偏差値別増減グラフ【女子】」を参考にしてください。

一般入試応募状況を見るときのポイント

応募倍率上昇 ➡ 2021年入試の倍率上昇への不安があるが,「応募倍率」を見て受験生が敬遠し,思ったほど一般入試が厳しくならない場合も。

応募倍率低下 ➡ 2021年入試の倍率低下を期待できるが,「応募倍率」を見て受験生が流入し,思ったほど一般入試がゆるやかにならない場合も。

■倍率が高い学校(普通科) 男子1.91倍以上  女子2.03倍以上

男子 日比谷2.28倍 石神井2.28倍  戸山2.27倍 田園調布2.24倍 三田2.22倍 豊島2.11倍 駒場2.05倍 豊多摩2.02倍 竹早1.96倍 青山1.96倍 城東1.94倍 足立西1.91倍

女子 三田3.31倍 青山2.53倍 広尾2.48倍 上野2.41倍 本所2.32倍 田園調布2.28倍 竹台2.16倍 深川2.16倍 目黒2.14倍 井草2.12倍 駒場2.11倍 戸山2.04倍 神代2.03倍

応募状況(再提出前)

男子増減グラフ女子増減グラフ

【都立高校】 推薦入試の応募状況 志望校の倍率は? 倍率上昇が目立つ

都立高校の推薦の出願が締め切られました。かなりの高倍率になる学校が多くなっています。倍率を見比べると学校ごとの今春の人気度がわかります。

全日制普通科の11年間の倍率の推移を見てみると男子3.09→2.87→3.00→3.06→2.98→2.96→2.90→2.82倍→2.60→2.64→2.87倍,女子が3.91→3.81→3.86→3.85→3.72→3.71→3.64→3.47→3.28→3.34→3.58倍となっており,男女ともゆるやかな倍率低下が続いていましたが、前年から上昇に転じ、今回もともに上昇しています。集団討論が中止されたことや新型コロナウイルス禍に対する不安から早めに合格を決めておきたいと思う受験生が増えたことが増加の要因になっているのではないでしょうか。

例年男子に比べ女子の倍率が高くなっています。ただし,一校一校見ていくと志望者が増えた高校もあれば,減った高校もあり,募集人員の増減の影響が一部あるとはいえ,今春入試の人気の度合いをある程度知ることができます。推薦は欠席がほとんどなく,合格者も定員通り発表されるため,応募倍率(応募者÷定員)の数値はほぼ実質倍率(受験者÷合格者)と同じ数値になります。万が一推薦入試が不合格になった場合,自分が受験を考えている高校の一般入試の倍率が「上がるか」「下がるか」を知るヒントにもなるため,「2021年春都立高校 推薦応募状況」「応募増減グラフ_男子」「応募増減グラフ_女子」で確認しておきましょう。

推薦入試応募状況を見るときのポイント・・・推薦入試の応募状況は一般入試の応募状況と相関関係がありますが、以下の注意が必要です。

応募倍率上昇 ➡ 2021年入試の倍率上昇への不安があるが,「応募倍率」を見て受験生が敬遠し,思ったほど一般入試が厳しくならない場合も。

応募倍率低下 ➡ 2021年入試の倍率低下を期待できるが,「応募倍率」を見て受験生が流入し,思ったほど一般入試がゆるやかにならない場合も。

「2021年春都立高校 推薦応募状況」「応募増減グラフ_男子」「応募増減グラフ_女子」

【東京】2021春 今春入試の倍率は? 志望校は厳しくなる? それとも・・・

都立高校の志望予定調査結果が公表されました。今春の入試が「厳しくなるか」「やさしくなるか」のヒントになる資料です。

2021年春の入試では、全日制普通科の男子の11年間の倍率の推移を見てみると1.36→1.32→1.35→1.35→1.37→1.37→1.39→1.35→1.33→1.32→1.28倍としばらくゆるやかな上昇傾向にありましたが、最近では4年続けて下がりました。女子の場合は1.45→1.44→1.43→1.42→1.42→1.47→1.44→1.42→1.38→1.39→1.35倍と低下傾向にあったものが5年前に一度大きく上昇。その後低下が続いていましたが前年に上昇し、今回は低下に転じました。近年低下している原因として、都の私立高校に対する授業料軽減事業の軽減幅が大きくなったことがあげられます。私立通信制へ向かう流れも一段と進んでいます。前年に女子がやや上がったのは、私立高校の難化が原因ではないでしょうか。ただし、高校別に見ると志望者が増えた高校もあれば、減った高校もあり、募集人員の増減も考慮しなければなりませんが、志望予定調査結果から今春入試における人気の度合いをある程度知ることができます。5年前に大きな入試制度変更がありましたが、その後制度自体の変更はありません。自分が受験を考えている高校の倍率が「上がるか」「下がるか」を知るヒントにもなるため、「倍率上昇・低下がひと目でわかる! 2021年春都立高校 志望者増減一覧」「地域別・偏差値別グラフ(男子)」「地域別・偏差値別グラフ(女子)」でぜひ確認しておきましょう。

志望予定調査の結果を見るときのポイント

志望倍率上昇 ➡ 2021年入試の倍率上昇への不安があるが、「志望予定調査」の結果を見て受験生が敬遠し、思ったほど厳しくならない場合も。

志望倍率低下 ➡ 2021年入試の倍率低下を期待できるが、「志望予定調査」の結果を見て受験生が流入し、思ったほどゆるやかにならない場合も。

「倍率上昇・低下がひと目でわかる! 2021年春都立高校 志望者増減一覧」「地域別・偏差値別グラフ(男子)」「地域別・偏差値別グラフ(女子)」

【東京】2020春 都立高校入試 合格発表 実質倍率を見ておこう

都立高校の一般入試の合格発表が3月2日に行われました。この後は分割後期募集と第二次募集の出願受付が3月5日にあり、学力検査が3月10日に実施されます。

全日制普通科(コース、単位制、島しょ、海外帰国生を除く106校)の9年間の実質倍率の推移を見てみると男子1.44[1.43](1.56)→1.40[1.38](1.52)→1.44[1.43](1.54)→1.45[1.43](1.54)→1.45[1.43](1.55)→1.45 [1.44](1.56) →1.46 [1.46](1.57) →1.44 [1.43](1.54) →1.41 [1.39](1.50) →1.38 [1.37](1.49)倍、女子が1.44[1.56](1.62)→1.45[1.55](1.61)→1.45[1.52](1.58)→1.46[1.54](1.60)→1.44[1.52](1.57) →1.49 [1.56](1.62) →1.47 [1.52](1.58) →1.47 [1.51](1.57) →1.41 [1.45](1.50) →1.43 [1.47](1.53)倍([ ]内は受験倍率 ( )内は応募倍率)となっており、男子は過去数年は実質倍率が1.45前後で安定していましたが3年前にわずかですが上昇。しかし、2年前から低下し、今回も前年に続き低下しました。女子は隔年で倍率が上下していましたが、2年間同倍率が続いた後、前年に低下し今回は上昇しています。男子の低下、女子が上がったものの以前より低めなのは拡充された都の私立高校授業料等無償化施策の影響が少なからずありそうです。

入試当日の受験倍率(受験者÷定員)と実質倍率(受験者÷合格者)を比べると、男子は実質倍率が高くなることが多いのに比べ、女子は例外なく下がっていることがわかります。これは「男女別定員制の緩和」を実施している学校が男女それぞれの定員とは異なり、男子を少なめ、女子は多めに合格者を発表することが多いため、普通科全体で見ると男子は受験倍率が実質倍率より高くなり、女子は受験倍率より実質倍率が低くなっているのです。「男女別定員制の緩和」以外の学校は、合格者を定員より多めに出すことがあるため、最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は受験倍率(受験者÷定員)より下がっているケースが多くあります。

一校一校見ていくと、大きく倍率が動いている学校があります。

「2020年春都立高校 一般入試合格状況」「2020年春都立高校 【男子】一般入試合格状況_グラフ」「2020年春都立高校 【女子】一般入試合格状況_グラフ」で男女枠緩和校の状況や前年までの倍率推移などに注意しながら見ていくとよいでしょう。「男女別定員制の緩和」を実施するかどうかは、年によって変わるため、来春の受験生は定員の増減とあわせて秋以降の発表に注意が必要です。

■倍率が高い学校(普通科)

男子 1.55倍以上

田園調布2.11倍 青山1.94倍 戸山1.90倍 三田1.87倍 広尾1.84倍 豊島1.80倍 上野1.79倍  江戸川1.79倍 深川1.76倍 石神井1.75倍 小岩1.75倍 紅葉川1.74倍 東村山1.72倍 城東1.70倍 雪谷1.68 豊多摩1.65倍 井草1.62倍 足立東1.60倍 武蔵丘1.59倍 神代1.57倍 本所1.56倍 立川1.55倍 小平1.55倍

女子 1.63倍以上

青山2.07倍 田園調布1.97倍 三田1.94倍 竹早1.91倍 本所1.87倍 戸山1.82倍 広尾1.80倍  上野1.80倍 石神井1.80倍 向丘1.75倍 竹台1.75倍 豊島1.73倍 江戸川1.73倍 豊多摩1.72倍  小平1.71倍 足立1.69倍 城東1.68倍 立川1.67倍 狛江1.67倍 小山台1.67倍 日本橋1.65倍 東村山1.63倍 調布南1.63倍 昭和1.63倍

2020春 東京都立高校 合格状況

2020春 東京都立高校 合格発表 実質倍率 男子 グラフ

2020春 東京都立高校 合格発表 実質倍率 女子 グラフ

【東京】2020春 一般入試 受験倍率確定 学力検査終了・・・

都立高校の一般入試が2月21日に行われました。受験者数が前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。合格発表は6年前の採点ミス問題から採点期間が伸び5年前より3月1日になり、今回は3月2日になっています。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く106校)の10年間の受験倍率の推移を見てみると男子1.43(1.56)→1.38(1.52)→1.43(1.54)→1.43(1.54)→1.43(1.55) →1.44 (1.56) →1.46 (1.57) →1.43 (1.54) →1.39 (1.50) →1.37 (1.49)倍(カッコ内は応募倍率),女子が1.56(1.62)→1.55(1.61)→1.52(1.58)→1.54(1.60)→1.52(1.57) →1.56(1.62) →1.52 (1.58) →1.51 (1.57) →1.45 (1.50) →1.47 (1.53)倍(カッコ内は応募倍率)となっており,男子は3年間同じ倍率が続いた後、2年続けてわずかに上昇していましたが、前々年から低下が続いています。女子は隔年で上下していましたが、3年続けての低下となったあと、今春上昇に転じています。男子の低下が続くのは都の私立高校授業料等無償化施策の影響が少なからずありそうです。女子が上昇に転じたのは、コース制・単位制・商業科・農業科から普通科に回ってきたものと考えられます。

一校一校見ていくと受験者が増えた高校もあれば,減った高校もありますが,募集人員の増減の影響もあるため,難化易化のめやすは倍率の推移を比べるとよいでしょう。

2月13日に応募者数は確定しましたが,2月21日の入試当日までに私立や国立の難関校に合格した受験生を中心に欠席者が出ます。上記10年間の倍率推移を見てもわかるように応募倍率より受験倍率のほうが低くなっているのはそのためです。さらに合格者を定員より多く出す学校が数多くあるため,個々に見ていくと最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は受験倍率(受験者÷定員)より下がるのが普通です。ただし,「男女別定員制の緩和」を実施している学校では男女それぞれの定員とは異なり,男子が少なめ女子が多めに合格者を発表することが多いため、男子は受験倍率より実質倍率が高くなり,女子は受験倍率より実質倍率が低くなる傾向にあります。

「2020年春都立高校 一般入試受験状況」「2020年春都立高校 一般入試受験状況グラフ_男子」「2020年春都立高校 一般入試受験状況グラフ_女子」で男女枠緩和制の有無や欠席率を参考にしてください。

■倍率が高い学校(普通科) 男子1.65倍以上 女子1.80倍以上

男子 田園調布2.01倍 青山1.97倍 戸山1.95倍 上野1.82 江戸川1.78倍 石神井1.77倍   紅葉川1.76倍 城東1.73倍 雪谷1.72倍 東村山1.72倍 三田1.69倍 大崎1.68倍 深川1.67倍 豊多摩1.67倍 広尾1.65倍

女子 三田2.21倍 青山2.13倍 田園調布2.06倍 広尾2.04倍 向丘1.96倍 竹早1.95倍 豊島1.93倍 小平1.91倍 本所1.89倍 戸山1.87倍 目黒1.86倍 松原1.86倍 神代1.85倍 上野1.82倍 日本橋1.82倍 石神井1.81倍 江戸川1.80倍

2020春 都立高校 受験状況一覧

【男子】2020春 都立高校 地域・偏差値別 受験者増減

【女子】2020春 都立高校 地域・偏差値別 受験者増減

【東京】2020春 東京都立高校 応募者 最終確定

都立高校の一般入試の応募者が取り下げ・再提出を経て確定しました。前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。再提出前と変わっている学校もあるため注意しましょう。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く106校)の9年間の倍率の推移を見てみると男子1.56→1.52→1.54→1.54→1.55→1.56→1.57→1.54→1.50→1.49倍,女子が1.62→1.61→1.58→1.60→1.57→1.62→1.58→1.57→1.50→1.53倍となっており,男子は緩やかな上昇傾向にありましたが前々年に低下に転じました。女子は隔年で上下していましたが、その後3年続けて低下して、今回上昇に転じました。都の無償化政策で私立高校に向かう受験生が増えた結果と見られます。

一校一校見ていくと応募者が増えた高校もあれば,減った高校もあります。募集人員の増減の影響もあるため,倍率の推移を比べるとよいでしょう。

今回確定した応募から,2月21日の入試当日までに私立や国立の難関校に合格した受験生を中心に欠席者が出ます。さらに合格者を定員より多く出す学校も数多くあるため,最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は応募倍率(応募者÷定員)より下がるのが普通です。「2020年春都立高校 一般入試応募状況」で過去4年分の学校別の状況がわかるようになっています。ただし,男女別定員制の緩和を実施している学校では男女それぞれの定員とは異なり,男子が少なめ女子が多めに合格者を発表することが多くなっているため状況は変わります。

「2020年春都立高校 一般入試応募状況グラフ 男子」「2020年春都立高校 一般入試応募状況グラフ 女子」で男女枠緩和校や前年欠席率を参考にしてください。

■倍率が高い学校(普通科) 男子1.85倍以上 女子1.92倍以上

男子 戸山2.48倍 青山2.38倍 日比谷2.24倍 田園調布2.20倍 上野2.00 豊多摩2.00倍倍 雪谷1.94倍 石神井1.92倍 西1.90倍 三田1.88倍 広尾1.88倍 江戸川1.85倍

女子 三田2.42倍 広尾2.26倍 青山2.25倍 田園調布2.23倍 竹早2.09倍 戸山2.08倍 日比谷2.05倍 向丘2.04倍 小平2.01倍 豊島1.97倍 目黒1.96倍 神代1.96倍 松原1.92倍

応募状況(最終)一覧

地域別・偏差値別増減_男子

地域別・偏差値別増減_女子

【東京】2020春 東京都立高校 出願状況(再提出前) 志望校の倍率は?

都立高校の一般入試の出願がいったん締め切られました。前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。12月の志望調査結果と大きく変わっている学校もあるため,注意しましょう。

今回の応募状況を見て,2月12日に取り下げ,2月13日に再提出することができます。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く106校)の10年間の倍率の推移を見てみると男子1.57→1.51→1.54→1.55→1.56→1.57→1.57→1.55→1.51→1.50倍,女子が1.62→1.61→1.58→1.61→1.58→1.64→1.59→1.58→1.51→1. 54倍となっています。男子はわずかな上昇傾向にありましたが3年続けて低下。女子は隔年で上下していましたが、3年続けて低下しました後、今回反転しました。女子の倍率が男子の倍率より高い状態が長く続いていましたが、前年に男子と女子の倍率が並びました。今年再び、女子が男子を上回っています。

ただし,一校一校見ていくと応募者が増えた高校もあれば,減った高校もあります。募集人員の増減の影響もあるため,倍率の推移を比べるとよいでしょう。今回の結果と私立高校の合格状況を考慮して,取り下げ・再提出をする受験生が出てくるため,応募倍率はさらに変わります。応募が確定したあと学校によっては欠席者が多数出ます。最終的に合格者数が公表されると実質倍率(受験者÷合格者)を算出することができます。取り下げ・再提出を検討する場合は十分な注意が必要です。

「2020年春都立高校 一般入試応募状況」「2020年春都立高校 地域・偏差値別増減グラフ【男子】」「2020年春都立高校 地域・偏差値別増減グラフ【女子】」を参考にしてください。

一般入試応募状況を見るときのポイント

応募倍率上昇 ➡ 2020年入試の倍率上昇への不安があるが,「応募倍率」を見て受験生が敬遠し,思ったほど一般入試が厳しくならない場合も。

応募倍率低下 ➡ 2020年入試の倍率低下を期待できるが,「応募倍率」を見て受験生が流入し,思ったほど一般入試がゆるやかにならない場合も。

■倍率が高い学校(普通科) 男子1.94倍以上  女子2.10倍以上

男子 戸山2.54倍 青山2.51倍 田園調布2.30倍 日比谷2.26倍 上野2.18倍 豊多摩2.10倍 紅葉川2.03倍 三田2.02倍 石神井2.00倍 雪谷2.00倍 豊島1.98倍 江戸川1.94倍

女子 三田2.75倍 広尾2.41倍 田園調布2.40倍 竹台2.39倍 青山2.35倍 松原2.24倍 豊島2.20倍 戸山2.15倍 小平2.12倍 竹早2.12倍 日本橋2.12倍 神代2.11倍 向丘2.10倍

2020春 東京都立高校 応募状況一覧 再提出前

2020春 応募増減 【男子】

2020春 応募増減 【女子】

【東京】2020春 いよいよ始まる今春入試 推薦入試 出願校の倍率は?

都立高校の推薦の出願が締め切られました。かなりの高倍率になる学校が多くなっています。倍率を見比べると学校ごとの今春の人気度がわかります。

全日制普通科の10年間の倍率の推移を見てみると男子3.09→2.87→3.00→3.06→2.98→2.96→2.90→2.82倍→2.60→2.64倍,女子が3.91→3.81→3.86→3.85→3.72→3.71→3.64→3.47→3.28→3.34倍となっており,男女ともゆるやかな倍率低下が続いていましたが、今回はともに上昇しています。募集人員の削減が原因でしょうか。例年男子に比べ女子の倍率が高くなっています。ただし,一校一校見ていくと志望者が増えた高校もあれば,減った高校もあり,募集人員の増減の影響が一部あるとはいえ,今春入試の人気の度合いをある程度知ることができます。推薦は欠席がほとんどなく,合格者も定員通り発表されるため,応募倍率(応募者÷定員)の数値はほぼ実質倍率(受験者÷合格者)と同じ数値になります。万が一推薦入試が不合格になった場合,自分が受験を考えている高校の一般入試の倍率が「上がるか」「下がるか」を知るヒントにもなるため,「2020年春都立高校 推薦応募状況」応募増減グラフ_男子」「応募増減グラフ_女子」で確認しておきましょう。

推薦入試応募状況を見るときのポイント・・・推薦入試の応募状況は一般入試の応募状況と相関関係がありますが、以下の注意が必要です。

応募倍率上昇 ➡ 2020年入試の倍率上昇への不安があるが,「応募倍率」を見て受験生が敬遠し,思ったほど一般入試が厳しくならない場合も。

応募倍率低下 ➡ 2020年入試の倍率低下を期待できるが,「応募倍率」を見て受験生が流入し,思ったほど一般入試がゆるやかにならない場合も。

「2020年春都立高校 推薦応募状況」「応募増減グラフ_男子」「応募増減グラフ_女子」

推薦応募状況

推薦応募増減グラフ_男子

推薦応募増減グラフ_女子

【東京】2020春入試の倍率は? 志望校は厳しくなる? それとも・・・

今春入試の倍率は? 志望校は厳しくなる? それとも・・・

都立高校の志望予定調査結果が公表されました。今春の入試が「厳しくなるか」「やさしくなるか」のヒントになる資料です。

2020年春の入試では、全日制普通科の男子の10年間の倍率の推移を見てみると1.36→1.32→1.35→1.35→1.37→1.37→1.39→1.35→1.33→1.32倍としばらくゆるやかな上昇傾向にありましたが、最近では3年続けて下がりました。女子の場合は1.45→1.44→1.43→1.42→1.42→1.47→1.44→1.42→1.38→1.39倍と低下傾向にあったものが4年前に一度大きく上昇。その後低下が続いていましたが、今回は上昇しました。近年低下している原因として、都の私立高校に対する授業料軽減事業の軽減幅が大きくなったことがあげられます。今回女子がやや上がったのは、私立高校の難化が原因ではないでしょうか。ただし、高校別に見ると志望者が増えた高校もあれば、減った高校もあり、募集人員の増減も考慮しなければなりませんが、志望予定調査結果から今春入試における人気の度合いをある程度知ることができます。4年前に大きな入試制度変更がありましたが、その後制度自体の変更はありません。自分が受験を考えている高校の倍率が「上がるか」「下がるか」を知るヒントにもなるため、「倍率上昇・低下がひと目でわかる! 2020年春都立高校 志望者増減一覧」「地域別・偏差値別グラフ(男子)」「地域別・偏差値別グラフ(女子)」でぜひ確認しておきましょう。

志望予定調査の結果を見るときのポイント

志望倍率上昇 ➡ 2020年入試の倍率上昇への不安があるが、「志望予定調査」の結果を見て受験生が敬遠し、思ったほど厳しくならない場合も。

志望倍率低下 ➡ 2020年入試の倍率低下を期待できるが、「志望予定調査」の結果を見て受験生が流入し、思ったほどゆるやかにならない場合も。

「倍率上下がひと目でわかる!2020年春都立高校 志望者増減一覧」「地域別・偏差値別グラフ(男子)」「地域別・偏差値別グラフ(女子)」

男子 増減グラフ

女子 増減グラフ

志望状況 一覧

【東京】一般入試 合格者発表 実質倍率を見ておこう・・・

都立高校の一般入試の合格発表が3月1日に行われました。この後は分割後期募集と第二次募集の出願受付が3月6日にあり、学力検査が3月11日に実施されます。

全日制普通科(コース、単位制、島しょ、海外帰国生を除く106校)の9年間の実質倍率の推移を見てみると男子1.44[1.43](1.56)→1.40[1.38](1.52)→1.44[1.43](1.54)→1.45[1.43](1.54)→1.45[1.43](1.55)→1.45 [1.44](1.56) →1.46 [1.46](1.57) →1.44 [1.43](1.54) →1.41 [1.39](1.50)倍、女子が1.44[1.56](1.62)→1.45[1.55](1.61)→1.45[1.52](1.58)→1.46[1.54](1.60)→1.44[1.52](1.57) →1.49 [1.56](1.62) →1.47 [1.52](1.58) →1.47 [1.51](1.57) →1.41 [1.45](1.50)倍([ ]内は受験倍率 ( )内は応募倍率)となっており、男子はここ数年は実質倍率が1.45前後で安定していましたが前々年にわずかですが上昇。しかし、前年は低下し、今回も前年に続き低下しました。女子は隔年で倍率が上下していましたが、2年間同倍率が続いた後、今回は低下しています。男女とも低下したのは、前年に拡充された都の私立高校授業料等無償化施策の影響が少なからずありそうです。

入試当日の受験倍率(受験者÷定員)と実質倍率(受験者÷合格者)を比べると、男子は実質倍率が高くなることが多いのに比べ、女子は例外なく下がっていることがわかります。これは「男女別定員制の緩和」を実施している学校が男女それぞれの定員とは異なり、男子を少なめ、女子は多めに合格者を発表することが多いため、普通科全体で見ると男子は受験倍率が実質倍率より高くなり、女子は受験倍率より実質倍率が低くなっているのです。「男女別定員制の緩和」以外の学校は、合格者を定員より多めに出すことがあるため、最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は受験倍率(受験者÷定員)より下がっているケースが多くあります。

一校一校見ていくと、大きく倍率が動いている学校があります。

「2019年春都立高校 一般入試合格状況」「2019年春都立高校 【男子】一般入試合格状況_グラフ」「2019年春都立高校 【女子】一般入試合格状況_グラフ」で男女枠緩和校の状況や前年までの倍率推移などに注意しながら見ていくとよいでしょう。「男女別定員制の緩和」を実施するかどうかは、年によって変わるため、来春の受験生は定員の増減とあわせて秋以降の発表に注意が必要です。

■倍率が高い学校(普通科)

男子 1.63倍以上

戸山1.96倍 小岩1.90倍 三田1.89倍 田園調布1.89倍 青山1.86倍 日比谷1.82倍 江戸川1.81倍 向丘1.79倍 豊多摩1.79倍 本所1.78倍 江北1.77倍 1.75倍 雪谷1.69倍 石神井1.69倍 南葛飾1.67倍 小平1.67倍 神代1.66倍 日本橋1.65倍 城東1.65倍 鷺宮1.64倍 井草1.63倍 南平1.63倍

女子 1.61倍以上

鷺宮2.02倍 本所2.01倍 1.97倍 青山1.93倍 北園1.91倍 小岩1.86倍 豊多摩1.86倍 石神井1.86倍 上野1.85倍 戸山1.78倍 南葛飾1.78倍 小山台1.78倍 日比谷1.74倍 田園調布1.72倍 向丘1.71倍  小平1.70倍 小平南1.70倍 狛江1.69倍 足立1.64倍 江北1.62倍 三田1.61倍

19春都立 実質倍率(3.1)

2019【都立男子】合格者3.1・地域別・偏差値別増減_グラフ

2019【都立女子】合格者3.1・地域別・偏差値別増減_グラフ

【東京】2019春 一般入試 受験者数確定 学力検査終了・・・

都立高校の一般入試が2月22日に行われました。受験者数が前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。合格発表は5年前の採点ミス問題から採点期間が伸び4年前より3月1日になっています。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く106校)の9年間の受験倍率の推移を見てみると男子1.43(1.56)→1.38(1.52)→1.43(1.54)→1.43(1.54)→1.43(1.55) →1.44 (1.56) →1.46 (1.57) →1.43 (1.54) →1.39 (1.50)倍(カッコ内は応募倍率),女子が1.56(1.62)→1.55(1.61)→1.52(1.58)→1.54(1.60)→1.52(1.57) →1.56(1.62) →1.52 (1.58) →1.51 (1.57) →1.45 (1.50)倍(カッコ内は応募倍率)となっており,男子は3年間同じ倍率が続いた後、2年続けてわずかに上昇していましたが、前年から低下が続いています。女子は隔年で上下していましたが、今春は3年続けての低下となっています。男女とも低下が続くのは都の私立高校授業料等無償化施策の影響が少なからずありそうです。

一校一校見ていくと受験者が増えた高校もあれば,減った高校もありますが,募集人員の増減の影響もあるため,難化易化のめやすは倍率の推移を比べるとよいでしょう。

2月14日に応募者数は確定しましたが,2月22日の入試当日までに私立や国立の難関校に合格した受験生を中心に欠席者が出ます。上記8年間の倍率推移を見てもわかるように応募倍率より受験倍率のほうが低くなっているのはそのためです。今後合格者を定員より多く出す学校が数多くあるため,個々に見ていくと最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は受験倍率(受験者÷定員)より下がるのが普通です。ただし,「男女別定員制の緩和」を実施している学校では男女それぞれの定員とは異なり,男子が少なめ女子が多めに合格者を発表することが多いため、男子は受験倍率より実質倍率が高くなり,女子は受験倍率より実質倍率が低くなる傾向にあります。

「2019年春都立高校 一般入試受験状況」「2019年春都立高校 一般入試受験状況グラフ_男子」「2019年春都立高校 一般入試受験状況グラフ_女子」で男女枠緩和制の有無や欠席率を参考にしてください。

■倍率が高い学校(普通科)

男子 1.67倍以上

戸山2.03倍 日比谷1.94倍 青山1.89倍 江戸川1.83倍 本所1.82倍 江北1.80倍 豊多摩1.79倍 1.77倍 田園調布1.72倍 小岩1.72倍  三田1.71倍 石神井1.71倍  城東1.67倍 鷺宮1.67倍 南葛飾1.67倍

女子 1.83倍以上

小岩2.07倍 鷺宮2.06倍 本所2.03倍 2.01倍 青山1.97倍 北園1.93倍 向丘1.92倍  小平1.92倍 田園調布1.89倍 豊多摩1.88倍 石神井1.88倍 上野1.87倍 戸山1.84倍 日比谷1.84倍 三田1.83倍

【女子】

【男子】

19春都立受験状況(2.22)

【東京】2019春一般入試 最終応募

一般入試 応募者確定 ・・・

都立高校の一般入試の応募者が取り下げ・再提出を経て確定しました。前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。再提出前と変わっている学校もあるため注意しましょう。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く106校)の9年間の倍率の推移を見てみると男子1.56→1.52→1.54→1.54→1.55→1.56→1.57→1.54→1.50倍,女子が1.62→1.61→1.58→1.60→1.57→1.62→1.58→1.57→1.50倍となっており,男子は緩やかな上昇傾向にありましたが前年に低下に転じました。女子は隔年で上下していましたが、3年続けて低下しています。都の無償化政策で私立高校に向かう受験生が増えた結果と見られます。

一校一校見ていくと応募者が増えた高校もあれば,減った高校もあります。募集人員の増減の影響もあるため,倍率の推移を比べるとよいでしょう。

今回確定した応募から,2月22日の入試当日までに私立や国立の難関校に合格した受験生を中心に欠席者が出ます。さらに合格者を定員より多く出す学校も数多くあるため,最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は応募倍率(応募者÷定員)より下がるのが普通です。「2019年春都立高校 一般入試応募状況」で過去4年分の学校別の状況がわかるようになっています。ただし,男女別定員制の緩和を実施している学校では男女それぞれの定員とは異なり,男子が少なめ女子が多めに合格者を発表することが多くなっているため状況は変わります。

「2019年春都立高校 一般入試応募状況」「2019年春都立高校 一般入試応募状況グラフ 男子」「2019年春都立高校 一般入試応募状況グラフ 女子」で男女枠緩和校や前年欠席率を参考にしてください。

■倍率が高い学校(普通科) 男子1.91倍以上 女子1.97倍以上

男子 戸山2.51倍 日比谷2.47倍 青山2.18倍 豊多摩2.11倍 田園調布2.01倍 白鷗1.97倍 石神井1.93倍 江戸川1.92倍 三田1.91倍 本所1.91倍 江北1.91倍

【男子】

【女子】

女子 日比谷2.14倍 鷺宮2.11倍 青山2.10倍 小岩2.10倍 本所2.09倍 2.07倍 豊多摩2.03倍 戸山2.02倍 三田2.01倍 小平1.99倍 北園1.99倍 石神井1.97倍 向丘1.97倍

最終応募状況

【東京】2019春一般入試 出願締め切る(再提出前) ・・・

都立高校の一般入試の出願がいったん締め切られました。前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。12月の志望調査結果と大きく変わっている学校もあるため,注意しましょう。

今回の応募状況を見て,2月13日に取り下げ,2月14日に再提出することができます。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く106校)の9年間の倍率の推移を見てみると男子1.57→1.51→1.54→1.55→1.56→1.57→1.57→1.55→1.51倍,女子が1.62→1.61→1.58→1.61→1.58→1.64→1.59→1.58→1.51倍となっており,男子はわずかな上昇傾向にありましたが2年続けて低下,女子は隔年で上下していましたが、3年続けて低下しました。女子の倍率が男子の倍率より高い状態が長く続いていましたが、今回男子と女子の倍率が並びました。

ただし,一校一校見ていくと応募者が増えた高校もあれば,減った高校もあります。募集人員の増減の影響もあるため,倍率の推移を比べるとよいでしょう。今回の結果と私立高校の合格状況を考慮して,取り下げ・再提出をする受験生が出てくるため,応募倍率はさらに変わります。応募が確定したあと学校によっては欠席者が多数出ます。最終的に合格者数が公表されてから実質倍率(受験者÷合格者)を算出することができます。取り下げ・再提出を検討する場合は十分な注意が必要です。

「2019年春都立高校 一般入試応募状況」「2019年春都立高校 地域・偏差値別増減グラフ【男子】」「2019年春都立高校 地域・偏差値別増減グラフ【女子】」を参考にしてください。

一般入試応募状況を見るときのポイント

応募倍率上昇 ➡ 2019年入試の倍率上昇への不安があるが,「応募倍率」を見て受験生が敬遠し,思ったほど一般入試が厳しくならない場合も。

応募倍率低下 ➡ 2019年入試の倍率低下を期待できるが,「応募倍率」を見て受験生が流入し,思ったほど一般入試がゆるやかにならない場合も。

■倍率が高い学校(普通科) 男子2.00倍以上  女子2.03倍以上

男子 戸山2.59倍 日比谷2.51倍 田園調布2.39倍 青山2.26倍 豊多摩2.24倍 石神井2.14倍 南葛飾2.14倍 2.10倍 狛江2.05倍 本所2.03倍 三田2.03倍 両国2.00倍

女子 本所2.65倍 2.32倍 田園調布2.27倍 鷺宮2.26倍 戸山2.24倍 三田2.16倍 日比谷2.13倍 豊多摩2.11倍 青山2.10倍 石神井2.06倍 小岩2.06倍 小平2.03倍

2019春 【男子】

2019春 【女子】

2019春 都立高校 応募状況 出願2日目

【東京】 2019春 推薦入試 応募状況より

いよいよ始まる 都立高校入試 推薦 ・・・

都立高校の推薦の出願が締め切られました。かなりの高倍率になる学校が多くなっています。倍率を見比べると学校ごとの今春の人気度がわかります。

全日制普通科の9年間の倍率の推移を見てみると男子3.09→2.87→3.00→3.06→2.98→2.96→2.90→2.82倍→2.60倍,女子が3.91→3.81→3.86→3.85→3.72→3.71→3.64→3.47→3.28倍となっており,男女ともゆるやかな倍率低下が続いています。例年男子に比べ女子の倍率が高くなっています。ただし,一校一校見ていくと志望者が増えた高校もあれば,減った高校もあり,募集人員の増減の影響が一部あるとはいえ,今春入試の人気の度合いをある程度知ることができます。推薦は欠席がほとんどなく,合格者も定員通り発表されるため,応募倍率(応募者÷定員)の数値はほぼ実質倍率(受験者÷合格者)と同じ数値になります。万が一推薦入試が不合格になった場合,自分が受験を考えている高校の一般入試の倍率が「上がるか」「下がるか」を知るヒントにもなるため,「2019年春都立高校 推薦応募状況」「応募増減グラフ_男子」「応募増減グラフ_女子」で確認しておきましょう。

推薦入試応募状況を見るときのポイント・・・推薦入試の応募状況は一般入試の応募状況と相関関係がありますが、以下の注意が必要です。

応募倍率上昇 ➡ 2019年入試の倍率上昇への不安があるが,「応募倍率」を見て受験生が敬遠し,思ったほど一般入試が厳しくならない場合も。

応募倍率低下 ➡ 2019年入試の倍率低下を期待できるが,「応募倍率」を見て受験生が流入し,思ったほど一般入試がゆるやかにならない場合も。

「2019年春都立高校 推薦応募状況」「応募増減グラフ_男子」「応募増減グラフ_女子」

応募状況2019

男子

女子

【東京】 2019春 進路志望予定調査より

今春入試の倍率は? 志望校は厳しくなる? それとも・・・

都立高校の志望予定調査結果が公表されました。今春の入試が「厳しくなるか」「やさしくなるか」のヒントになる資料です。

2019年春の入試では、全日制普通科の男子の9年間の倍率の推移を見てみると1.36→1.32→1.35→1.35→1.37→1.37→1.39→1.35→1.33倍とゆるやかな上昇傾向にありましたが、2年続けて下がりました。女子の場合は1.45→1.44→1.43→1.42→1.42→1.47→1.44→1.42→1.38倍と近年低下傾向にあったものが3年前に一度上昇したものの、その後低下が続いています。男女とも低下している原因として、都の私立高校に対する授業料軽減事業の軽減幅が大きくなったことがあげられます。ただし、高校別に見ると志望者が増えた高校もあれば、減った高校もあり、募集人員の増減も考慮しなければなりませんが、志望予定調査結果から今春入試における人気の度合いをある程度知ることができます。3年前に大きな入試制度変更がありましたが、その後制度自体の変更はありません。自分が受験を考えている高校の倍率が「上がるか」「下がるか」を知るヒントにもなるため、「倍率上昇・低下がひと目でわかる! 2019年春都立高校 志望者増減一覧」「地域別・偏差値別グラフ(男子)」域別・偏差値別グラフ(女子)」でぜひ確認しておきましょう。

志望予定調査の結果を見るときのポイント

志望倍率上昇 ➡ 2019年入試の倍率上昇への不安があるが、「志望予定調査」の結果を見て受験生が敬遠し、思ったほど厳しくならない場合も。

志望倍率低下 ➡ 2019年入試の倍率低下を期待できるが、「志望予定調査」の結果を見て受験生が流入し、思ったほどゆるやかにならない場合も。

「倍率上下がひと目でわかる!2019年春都立高校 志望者増減一覧」「地域別・偏差値別グラフ(男子)」「地域別・偏差値別グラフ(女子)」

地域別・偏差値別グラフ(女子)

地域別・偏差値別グラフ(男子)

倍率上昇・低下がひと目でわかる! 2019年春都立高校 志望者増減一覧

【東京】 一般入試 応募者確定

都立高校の一般入試の応募者が取り下げ・再提出を経て確定しました。前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。再提出前と変わっている学校もあるため注意しましょう。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く106校)の8年間の倍率の推移を見てみると男子1.56→1.52→1.54→1.54→1.55→1.56→1.57→1.54倍,女子が1.62→1.61→1.58→1.60→1.57→1.62→1.58→1.57倍となっており,男子は緩やかな上昇傾向にありましたが低下に転じました。女子は隔年で上下していましたが、低下が連続しました。都の無償化政策で私立高校に向かう受験生が増えたものと見られます。

一校一校見ていくと応募者が増えた高校もあれば,減った高校もあります。募集人員の増減の影響もあるため,倍率の推移を比べるとよいでしょう。

今回確定した応募から,2月23日の入試当日までに私立や国立の難関校に合格した受験生を中心に欠席者が出ます。さらに合格者を定員より多く出す学校も数多くあるため,最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は応募倍率(応募者÷定員)より下がるのが普通です。「2018年春都立高校 一般入試応募状況」で過去4年分の学校別の状況がわかるようになっています。ただし,男女別定員制の緩和を実施している学校では男女それぞれの定員とは異なり,男子が少なめ女子が多めに合格者を発表することが多くなっているため状況は変わります。

「2018年春都立高校 一般入試応募状況」 「2018年春都立高校 一般入試応募状況グラフ 男子」 「2018年春都立高校 一般入試応募状況グラフ 女子」で男女枠緩和校や前年欠席率を参考にしてください。

■倍率が高い学校(普通科) 男子2.06倍以上 女子2.05倍以上

男子 戸山2.39倍 日比谷2.37倍 北園2.20倍 広尾2.15倍 三田2.09倍 豊多摩2.08倍 西2.06倍 秋留台2.06倍

女子 広尾2.43倍 北園2.33倍 三田2.30倍 雪谷2.15倍 目黒2.15倍 足立東2.13倍 文京2.11倍 東村山2.05倍

18春都立応募状況(最終2.15)

【男子】応募最終2.15・地域別・偏差値別増減

【女子】応募最終2.15・地域別・偏差値別増減

【東京】  一般入試 出願締め切る(再提出前) ・・・

都立高校の一般入試の出願がいったん締め切られました。前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。12月の志望調査結果と大きく変わっている学校もあるため,注意しましょう。

今回の応募状況を見て,2月14日に取り下げ,2月15日に再提出することができます。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く106校)の8年間の倍率の推移を見てみると男子1.57→1.51→1.54→1.55→1.56→1.57→1.57→1.55倍,女子が1.62→1.61→1.58→1.61→1.58→1.64→1.59→1.58倍となっており,男子はわずかな上昇傾向にありましたが今回は低下,女子は隔年で上下していましたが、今回は続けて低下しました。

ただし,一校一校見ていくと応募者が増えた高校もあれば,減った高校もあります。募集人員の増減の影響もあるため,倍率の推移を比べるとよいでしょう。今回の結果と私立高校の合格状況を考慮して,取り下げ・再提出をする受験生が出てくるため,応募倍率はさらに変わります。応募が確定したあと学校によっては欠席者が多数出ます。最終的に合格者数が公表されてから実質倍率(受験者÷合格者)を算出することができます。取り下げ・再提出を検討する場合は十分な注意が必要です。

「2018年春都立高校 一般入試応募状況」「2018年春都立高校 地域・偏差値別増減グラフ【男子】」「2018年春都立高校 地域・偏差値別増減グラフ【女子】」を参考にしてください。

一般入試応募状況を見るときのポイント

応募倍率上昇 ➡ 2018年入試の倍率上昇への不安があるが,「応募倍率」を見て受験生が敬遠し,思ったほど一般入試が厳しくならない場合も。

応募倍率低下 ➡ 2018年入試の倍率低下を期待できるが,「応募倍率」を見てを見て受験生が流入し,思ったほど一般入試がゆるやかにならない場合も。

■倍率が高い学校(普通科) 男子2.19倍以上  女子2.20倍以上

男子 戸山2.52倍 広尾2.46倍 日比谷2.38倍 三田2.21倍 小金井北2.21倍 北園2.19倍 足立東2.19倍

女子 広尾2.53倍 三田2.48倍 東村山2.41倍 北園2.39倍 足立東2.26倍 鷺宮2.25倍  目黒2.20倍

18春・都立応募状況(志願変更前締切)

2018【都立男子】地域別・偏差値別増減_グラフ

2018【都立女子】地域別・偏差値別増減_グラフ

●都立高校 推薦入試の応募状況 志望校の倍率は?

いよいよ始まる 都立高校入試 推薦の出願が締め切られる ・・・

都立高校の推薦の出願が締め切られました。かなりの高倍率になる学校が多くなっています。倍率を見比べると学校ごとの今春の人気度がわかります。

全日制普通科の8年間の倍率の推移を見てみると男子3.09→2.87→3.00→3.06→2.98→2.96→2.90→2.82倍,女子が3.91→3.81→3.86→3.85→3.72→3.71→3.64→3.47倍となっており,男女ともゆるやかな倍率低下傾向が見えます。例年男子に比べ女子の倍率が高くなっています。ただし,一校一校見ていくと志望者が増えた高校もあれば,減った高校もあり,募集人員の増減の影響が一部あるとはいえ,今春入試の人気の度合いをある程度知ることができます。推薦は欠席がほとんどなく,合格者も定員通り発表されるため,応募倍率(応募者÷定員)の数値はほぼ実質倍率(受験者÷合格者)と同じ数値になります。万が一推薦入試が不合格になった場合,自分が受験を考えている高校の一般入試の倍率が「上がるか」「下がるか」を知るヒントにもなるため,「2018年春都立高校 推薦応募状況」 「応募増減グラフ_男子」 「応募増減グラフ_女子」で確認しておきましょう。

推薦入試応募状況を見るときのポイント・・・推薦入試の応募状況は一般入試の応募状況と相関関係がありますが、以下の注意が必要です。

応募倍率上昇 ➡ 2018年入試の倍率上昇への不安があるが,「応募倍率」を見て受験生が敬遠し,思ったほど一般入試が厳しくならない場合も。

応募倍率低下 ➡ 2018年入試の倍率低下を期待できるが,「応募倍率」を見て受験生が流入し,思ったほど一般入試がゆるやかにならない場合も。

⇒ 2018年春都立高校 「推薦応募状況」 「応募増減グラフ_男子」 「応募増減グラフ_女子」

2018年都立推薦応募状況

2018年都立推薦応募状況_グラフ_男子

2018年都立推薦応募状況_グラフ_女子

●都立高校 進路予定調査 学校別志望状況

今春入試の倍率は? 志望校は厳しくなる? それとも・・・

都立高校の志望予定調査結果が公表されました。今春の入試が「厳しくなるか」「やさしくなるか」のヒントになる資料です。

2018年春の入試では、全日制普通科の男子の8年間の倍率の推移を見てみると1.36→1.32→1.35→1.35→1.37→1.37→1.39→1.35倍とゆるやかな上昇傾向にありましたが、今回は下がりました。女子の場合は1.45→1.44→1.43→1.42→1.42→1.47→1.44→1.42倍と近年低下傾向にあったものが前々年に上昇に転じたものの、前年に低下に転じ今回さらに低下しています。男女とも低下した原因として、都の私立高校に対する授業料軽減事業の軽減幅が大きくなったことがあげられます。ただし、高校別に見ると志望者が増えた高校もあれば、減った高校もあり、募集人員の増減も考慮しなければなりませんが、今春入試における人気の度合いをある程度知ることができます。前々年は大きな入試制度変更がありましたが、その後制度自体の変更はありません。自分が受験を考えている高校の倍率が「上がるか」「下がるか」を知るヒントにもなるため、「倍率上昇・低下がひと目でわかる! 2018年春都立高校 志望者増減一覧」 「地域別・偏差値別グラフ(男子)」 「地域別・偏差値別グラフ(女子)」でぜひ確認しておきましょう。

志望予定調査の結

果を見るときのポイント

志望倍率上昇 ➡ 2018年入試の倍率上昇への不安があるが、「志望予定調査」の結果を見て受験生が敬遠し、思ったほど厳しくならない場合も。

志望倍率低下 ➡ 2018年入試の倍率低下を期待できるが、「志望予定調査」の結果を見て受験生が流入し、思ったほどゆるやかにならない場合も。

18年春都立高校 志望調査増減一覧

2018【都立男子】志望調査・地域別・偏差値別増減

2018【都立女子】志望調査・地域別・偏差値別増減