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神奈川県公立高校入試
2017年(平成29年度)はここが変わる!

来春入試の倍率は上がる?下がる?
高校の人気度がわかる進路希望調査

毎年10月20日時点で県が中学3年生の志望校を集計する進路希望調査。2016年度春の入試が「厳しくなるか」「やさしくなるか」のヒントになる資料です。

2016年春の入試では,中学卒業生の増加にともなって県立・市立高校の募集定員を1%増やしています。公立高校の志望者も1%増えたため,志望倍率は前年と同じ1.30となり,全体としては前年と同じ厳しさになりそうです。ただし,高校別に見ると志望者が増えた高校もあれば,減った高校もあり,来春入試の人気度を知ることができます。自分が受験を考えている高校の倍率が「上がるか」「下がるか」をうかがうヒントにもなるため,「倍率上下がひと目でわかる!2017年春神奈川県公立高校 志望者増減一覧」で確認しておきましょう。

進路希望調査の結果を見るときのポイント

志望倍率上昇 ➡
2017年入試の倍率上昇への不安があるが,「進路希望調査」の結果を見て受験生が敬遠し,思ったほど厳しくならない場合も。
志望倍率低下 ➡
2017年入試の倍率低下を期待できるが,「進路希望調査」の結果を見て受験生が流入し,思ったほどゆるやかにならない場合も。

倍率上下がひと目でわかる!2017年春神奈川県公立高校 志望者増減一覧

2017年入試の募集定員を発表!

公立の中3生は前年より約520人減少。これに対して神奈川公立高(全日制)の募集定員は111人(3クラス)分削減されました。「県立高校改革実施計画」により,12校に各1クラス設置されていた専門コースは募集停止。うち白山・美術コース,上矢部・美術陶芸コース,厚木北・スポーツ科学コースは専門学科に改編されます。市立川崎は併設中学からの内進生を迎えるため,外部募集を3クラス削減。川崎市立商業はビジネス教養の定員を削減して普通科を新設し,校名を市立幸に改称します。同様に,小田原総合ビジネスも総合ビジネス科の定員を削減して普通を新設し,小田原東に改称します。神奈川総合は個性化コースの中途退学者募集30名を廃止して,一般入学者の定員を130→159名に増やしました。

普通科全体のクラス数は2016年春875(+7)→2017年春907(+32)と大きく増加。一方,専門学科全体で152(+1)→148(-4)クラス,総合学科全体で87(+4)→59(-28)クラスと,専門学科・総合学科から普通科に定員が移行している状況です。

高校ごとの状況を見ると,前年に1クラス削減となった横浜桜陽は,減った分を2017年春に戻しました。逆に前年1クラス増の麻生総合・相模原総合・七里ガ浜は減員して戻しています。難関校の定員変動はありませんが,横浜翠嵐(9クラス)・柏陽(8クラス)・光陵(7クラス)は,それぞれ2014年春に増やした定員を維持しており,県立トップの横浜翠嵐・湘南ともに9クラス募集という状況が続いています。

●定員減の高校

学校名 学科 クラス数
麻生総合 総合学科 7→6
厚木北 スポーツ科学コース 1→0
厚木西 普通科 7→6
綾瀬西 福祉教養コース 1→0
有馬 英語コース 1→0
生田 自然科学コース 1→0
磯子 グローバルコミュニケーションコース 1→0
荏田 体育コース 1→0
小田原東
(小田原総合ビジネス)
総合ビジネス科 6→3
上矢部 普通科 8→7
美術陶芸コース 1→0
市立川崎 普通科 4→1
市立幸
(川崎市立商業)
ビジネス教養科 6→4
相模原総合 総合学科 7→6
七里ガ浜 普通科 10→9
西湘 理数コース 1→0
高浜 福祉教養コース 1→0
茅ヶ崎 普通科 9→7
鶴見総合 総合学科 7→6
白山 普通科 8→7
美術コース 1→0
山北 スポーツリーダーコース 1→0
横浜国際 国際科 6→5
横浜立野 普通科 7→6
横浜南陵 普通科 7→6
健康福祉コース 1→0
吉田島
(吉田島総合)
総合学科 4→0

●定員増の高校

学校名 学科 クラス数
厚木北 スポーツ科学科 0→1

綾瀬西 普通科 7→8

有馬 普通科 7→8

生田 普通科 8→9

伊志田 普通科 7→8

磯子 普通科 7→8

荏田 普通科 9→10

小田原東
(小田原総合ビジネス)
普通科 0→3

神奈川総合 個性化コース 3→4

上矢部 美術科 0→1

川崎北 普通科 8→9

希望ヶ丘 普通科 8→9

市立幸
(川崎市立商業)
普通科 0→2

座間総合 総合学科 6→7

逗葉 普通科 7→8

西湘 普通科 7→9

高浜 普通科 5→6

津久井浜 普通科 6→7

白山 美術科 0→1

深沢 普通科 5→6

舞岡 普通科 8→9

元石川 普通科 8→9

弥栄 普通科 0→4

山北 普通科 4→5

大和南 普通科 8→9

横須賀大津 普通科 7→8

横浜桜陽 単位制普通科 7→8

横浜栄 単位制普通科 7→8

横浜平沼 普通科 7→8

吉田島
(吉田島総合)
都市農業・食品加工・環境緑地科 0→3

2017年入試の選考基準を発表!

前期・後期選抜を一本化した共通選抜になって5年目の神奈川公立入試。前年までは選抜方法を見直す高校が少ない状況が続いていましたが,来春は県立高校の専門コース廃止や,一部の総合学科の単位制普通科移行など,学校再編はともなう変更が多くなっています。下の記事とあわせて「変更点がひと目でわかる!2017年春神奈川公立 内申・筆記・面接・特色検査一覧」もご活用ください。

①県立の専門コースは廃止され,一部は専門学科に移行

2016年春までは県立全体で12の専門コースが設置されていました。2017年春は,このうち綾瀬西(福祉教養)・有馬(英語)・生田(自然科学)・磯子(グローバル)・荏田(体育)・西湘(理数)・高浜(福祉)・山北(スポーツ)・横浜南陵(健康福祉)の9コースを募集停止。それ以外は専門学科に移行となり,厚木北で「スポーツ科学科」,上矢部・白山で「美術科」の募集が開始されます。

②総合学科からの移行などで普通科設置校が増加,県立の総合学科は選抜方法を統一

これまで総合学科として募集していた大師・横浜清陵総合,横浜緑園総合は2017年春から単位制普通科に移行します。また,これまで専門学科のみ設置していた弥栄は,理数科・国際科・芸術科を単位制普通科・音楽科・美術科に再編。小田原総合も総合ビジネス科に加えて普通科が新設されます。川崎市立商業は普通科を新設し,校名が川崎市立幸(さいわい)に改称される予定です。

県立の総合学科として募集を続ける麻生総合・金沢総合・相模原総合・座間総合・鶴見総合・秦野総合・藤沢総合の7校は,選抜方法を1次選考「内申:学力検査:面接=4:4:2」,2次選考「学力検査:面接=7:3」に統一。各校とも1次選考の内申は「点数の高い1教科を2倍」して判定されるようになります。


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