高校入試が始まりました! 合格の知らせが続々と届いています。
1校目の入試を終え、2月から3月上旬の第一志望校に向けて準備を進めている受験生は、入試本番がどういうものかわかってきたことでしょう。まだ入試本番を経験していない人は、ちょっと不安な気持ちもありながら仕上げの学習にとりかかっているところでしょうか。状況は受験生のみなさんそれぞれ異なりますが、先輩方の入試当日から合格発表までのようすをお読みいただき、受験のイメージをつかんでください。

 

昨年のこの時期、見事に志望校合格を勝ち取った先輩方から、入試当日から合格発表までの出来事や心境をお寄せいただきました。

試験が終わったら、くよくよ考えても仕方がないので普通に友達と過ごした。合格発表は、友達とは別々に見に行ったが、友達も合格していたので帰りはいっしょに帰って喜びを分かち合うことができてよかった。(みみっちまんさん/昌平・越谷北)

終わった試験をどうこう言っても点数は変わりません。切り替えは大切ですね。
合格発表当日は、こちらの先輩のように行動するのが無難でしょう。

入試本番は想像以上の緊張があり、とても焦りました。合格発表までの間は不安が大きくて、何もできませんでした。合格発表のときは倒れるのではないかと思いましたが、自分の番号があったとき、今まで頑張ってきてよかったと、心から思えました。(エッグマンさん/県立川越・城北・川越東)

入試から発表までの間の過ごし方は人それぞれです。気が抜けて何もできなかったり、中学校の学年末試験の勉強をしたり、友達とお出かけに行ったりと。皆さんに共通することは、4月から新たに高校の勉強が始まるということです。せっかく身についた学習習慣は、油断すると簡単に乱れてしまうものです。受験後のリフレッシュはほどよく、ブランクをあけすぎずに学習は続けましょう。

受験本番はカイロを貼っていきました。貼るとかなりリラックスして、程よい緊張感で受験することができました。試験中わからない問題がでてきたら、みんなもわかる訳はない!と思うようにしました。(るかっしーさん/昭和秀英・淑徳)

みなさんも、自分に合ったリラックスアイテムをみつけてください。また、この先輩のように、難しい試験問題は「ほかの受験生にとっても同じ」という考えは大切です。同じ学校を受けるライバルは、自分に近い学力の受験生ばかりなのです。

願書は見本の通りに書いた。そうしたら、自宅の住所に見本の高校住所を書いてしまった・・・。横棒二本線で訂正。 それでも受かった。試験後はふわふわしながら、発表までの時間を過ごした。第一志望校の合格発表では最高に緊張した。番号を2度見で再確認。(ジャガイモさん/筑波大附・市川・東邦)

願書の書き損じは焦りますね。予備の願書がない場合でも、二重線と訂正印でまったく問題ありませんので、不安がる必要はありません。合格発表の瞬間は、人生で何度も味わうことのない緊張感があります。それが成長の糧となるのです。

英検と漢検はとっておいて損はないです。市立稲毛の面接では世界で起きていることを聞かれることが多いです。なので日本のニュースだけでなく世界のことまでチェックしておくのがオススメです。掲示板を見て、きゃー!ってできたところはあまりなかったです。雰囲気的にできなかった…やりたかったけど。(Lilyさん/市立稲毛)

最近はホームページ発表も多く、掲示場所の前で受験票を握りしめて合格発表を待つシーンが減ってしまいましたが・・・、自分の番号をみつけて「やったー!!」と飛び上がるのは、せっかく受験したのだからやってみたい、というのが本音でしょうか(笑)

合格発表で、受験番号をみつけたときは泣きました。(fukaさん/日比谷・早稲田実業・帝京大学)

第一志望を合格できてうれしくて泣きながら塾に電話をした(笑)。(チョコさん/日大習志野・昭和秀英・戸山)

都立高校の入試問題が全然解けず、発表までは私立高校に通う自分を想像していた。私立でもいいや、そう思って発表を見たら、、、、あった。そのときは泣いた。(匿名希望さん/八王子東・桐光学園・八王子)

頑張りぬいて、極度の緊張を味わって、合格したら自然に涙が出てきてしまいますね。女子の先輩ばかりのメッセージでしたが、男子も人知れず嬉し泣きしているものです。

1校目の受験直前が1番不安で落ち着かなかった。面接は1対1だったが個室ではなくホールで、さらに他の生徒と同時進行だったので考えていたよりだいぶ緊張せずに受けることができた。1校目に合格したことで一気に気持ちが楽になった。(匿名希望さん/東葛飾・専大松戸)

合格の可能性が高い併願校から受けていくと、本命の学校に向けて緊張がほぐれてきます。いい併願パターンが組めましたね。

入試本番から発表までは、まだまだ次に入試がある時は次に向けて勉強、最後だった時はドキドキというか、うわーーって叫びたいような焦らされてる気分でした(笑)私は第二志望の高校を受けることが出来ませんでした。あの、40年来の大雪のせいで、電車が止まり。舞台にすら立てないことをとても悔しく思いました。次の日が第一志望だったので、その悔しさをバネにして臨みました。今でも、よくあんな非常事態に冷静で取り組めたなって思います(笑)(匿名希望さん/慶應女子・市川・昭和秀英)

2014年2月の大雪を覚えていますか?あなた自身の入試前日や当日に、再度あのような状況になるかもしれません。持ち物の準備や心構え、当日の行動を想定しておきましょう。また、悪天候や交通の乱れは、自分だけでなく他の受験生にとっても同じ状況であることを心にとどめておきましょう。

公立前期終了後、すぐに後期に備えて勉強を続けました。前期のチャレンジ校は、極度の緊張感に襲われてしまい、残念な結果でしたが、後期の本命校には無事合格出来ました!生まれて初めて自分で切り開いた道……なんとも言い難い感動を味わうことが出来ました!(匿名希望さん/市立千葉・成田・八千代松陰)

自分の路は自分で決める、という選択を人生初めて味わうのが高校受験です。やりきったあとの喜びと新たな決意で、次のステップへ飛躍してください!

受験票をもらった後かばんにいれたのですが、かばんを床に落としてしまい 「受験票が落ちた」と言って泣いていましたが、塾の先生方が「命拾いだよ」 と慰めてくださったので落ち着いて試験に臨むことができました。合格発表で自分の番号を見つけた時はうれしくて泣いてしまいました。 落ち着いて自分を信じれば、自然と合格が見えてきます。悔いのないようにたくさん勉強してください。(匿名希望さん/昭和秀英・日大習志野・明治学院)

不安で不安で仕方がない時期ですから、周りの人のちょっとした気遣いや言葉がけがとても励みになりますね。 現役受験生のみなさんも、合格の瞬間や志望校での高校生活を思い描き、あと少しの受験勉強に力を尽くしましょう!

 

今年度の「先輩たちの合格体験」は、今回が最終回です。1年間お読みいただきありがとうございました。高校受験へ向けてのヒントを、何か1つでもつかんでいただけたら幸いです。第一志望合格までもうひとふんばりです。合格後は、今度はみなさんから後輩への温かいメッセージやアドバイスを募集しますので、よろしくお願いします。