2.学校そのものが大きく変わる(校名変更・共学化・校地移転など)

つづいて、学校そのものが大きく変わることについて説明していきます。

ここでは、共学化と校名変更があげられます。1990年代後半から、世の中が「男女共同参画社会」の流れになり、加えて少子化の影響で男子だけや女子だけの募集では受験生を集めにくくなってきました。

その中で、首都圏では多くの高校が共学化に踏み切っています。ほとんどの高校が学校全体を共学にしていますが、特進コースなどの一部上位コースのみ共学とする高校もあります。近年の状況を見ると、2014年から岩倉・安田学園・中大横浜、2015年から京北(→東洋大京北)・小松原(→叡明)・戸板女子(→三田国際学園)、2016年から法政二が共学化。2017年から芝浦工大・新渡戸文化、2018年から法政女子(→法政大学国際)・日本橋女学館(→開智日本橋学園)が男女で募集を行う予定です。

校名変更についてですが、公立高校の場合は少子化で学校の統廃合が行われ、その結果として校名が変更されることがあります。私立高校における校名変更は、従来の学校に対する印象を変えたいというのが大きな目的であり、学校改革の一環として、共学化やコース改編などと同時に行われることが多いようです。

校名変更は共学化ほど多くはありませんが、共学化や校名変更を行うことで受験生の期待感が高まるからか、応募者はおおむね増加するようです。