【東京】一般入試 受験者数確定 学力検査始終了

都立高校の一般入試が2月24日に行われました。受験者数が前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。合格発表は前々年の採点ミス問題から採点期間が伸び3月2日になっています。

全日制普通科(コース、単位制、島しょ、海外帰国生を除く106校)の6年間の受験倍率の推移を見てみると男子1.43(1.56)→1.38(1.52)→1.43(1.54)→1.43(1.54)→1.43(1.55) →1.44 (1.56)倍(カッコ内は応募倍率)、女子が1.56(1.62)→1.55(1.61)→1.52(1.58)→1.54(1.60)→1.52(1.57) →1.56(1.62)倍(カッコ内は応募倍率)となっており、男子は3年間同じ倍率が続いた後わずかに上昇、女子は隔年で上下しています。女子の一部を中心にコース制や単位制の学校から戻っているようです。

一校一校見ていくと受験者が増えた高校もあれば、減った高校もありますが、募集人員の増減の影響もあるため、難化易化のめやすは倍率の推移を比べるとよいでしょう。

2月16日に応募者数は一度確定しましたが、2月24日の入試当日までに私立や国立の難関校に合格した受験生を中心に欠席者が出ます。上記6年間の倍率推移を見てもわかるように応募倍率より受験倍率のほうが低くなっているのはそのためです。今後さらに合格者を定員より多く出す学校が数多くあるため、最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は受験倍率(受験者÷定員)より下がるのが普通です。ただし、「男女別定員制の緩和」を実施している学校では男女それぞれの定員とは異なり、男子が少なめ女子が多めに合格者を発表することが多くなっているため男子は受験倍率より実質倍率が高くなり、女子は受験倍率より実質倍率が低くなる傾向にあります。

2016年春都立高校 一般入試受験状況」「2016年春都立高校 一般入試受験状況グラフ 男子」「2016年春都立高校 一般入試受験状況グラフ 女子」で男女枠緩和校の状況や欠席率を参考にしてください。

倍率が高い学校(普通科)

【男子】 1.75倍以上
秋留台 2.26倍 青山 2.14倍
東村山 2.02倍 足立東 1.98倍
広尾 1.95倍 戸山 1.86倍
上野 1.85倍 昭和 1.83倍
日比谷 1.81倍 江戸川 1.77倍

 

【女子】 1.90倍以上
広尾 2.59倍 目黒 2.33倍
東村山 2.24倍 足立東 2.21倍
青山 2.11倍 深川 2.10倍
向丘 2.08倍 三田 2.04倍
文京 1.95倍 松原 1.95倍
昭和 1.91倍 1.90倍