【東京】一般入試 応募者確定

都立高校の一般入試の応募者が取り下げ・再提出を経て確定しました。前年と大きく変わっている学校が数多く見受けられます。再提出前と変わっている学校もあるため,注意しましょう。

全日制普通科(コース,単位制,島しょ,海外帰国生を除く106校)の7年間の倍率の推移を見てみると男子1.56→1.52→1.54→1.54→1.55→1.56→1.57倍,女子が1.62→1.61→1.58→1.60→1.57→1.62→1.58倍となっており,男子はわずかな上昇傾向,女子は隔年で上下しています。男子の倍率がじわじわと女子に近づいています。女子の一部を中心にコース制や総合学科の学校に回っているようです。

一校一校見ていくと応募者が増えた高校もあれば,減った高校もあります。募集人員の増減の影響もあるため,倍率の推移を比べるとよいでしょう。
今回確定した応募から,2月24日の入試当日までに私立や国立の難関校に合格した受験生を中心に欠席者が出ます。さらに合格者を定員より多く出す学校も数多くあるため,最終的な実質倍率(受験者÷合格者)は応募倍率(応募者÷定員)より下がるのが普通です。「2017年春都立高校 一般入試応募状況」で過去3年分の学校別の状況がわかるようになっています。ただし,男女別定員制の緩和を実施している学校では男女それぞれの定員とは異なり,男子が少なめ女子が多めに合格者を発表することが多くなっているため状況は変わります。

2017年春都立高校 一般入試応募状況」「2017年春都立高校 一般入試応募状況グラフ 男子」「2017年春都立高校 一般入試応募状況グラフ 女子」で男女枠緩和校や前年欠席率を参考にしてください。

●倍率が高い学校(普通科) 2.10倍以上

【男子】
秋留台 2.58倍 日比谷 2.47倍
富士 2.29倍 豊多摩 2.26倍
北園 2.13倍 広尾 2.12倍
【女子】
■広尾 2.46倍 南葛飾 2.30倍
竹早 2.29倍 向丘 2.23倍
豊多摩 2.22倍 北園 2.16倍