2018年(平成30年度)神奈川県公立高校入試はここが変わる!

来春入試の倍率は上がる?下がる?高校の人気度がわかる進路希望調査

毎年10月20日時点で県が中学3年生の志望校を集計する進路希望調査。2018年春の入試が「厳しくなるか」「やさしくなるか」のヒントになる資料です。

2018年春の入試では,中学卒業生の減少にともなって県立・市立高校の募集定員を1.3%減らしています。公立高校の志望者は1.7%減ったため,志望倍率は1.29→1.28となり,2014年春の1.31倍をピークとして倍率低下傾向が続いています。背景には,学費補助浸透や,大学入試改革の不安による大学付属校人気といった私立高校への追い風があると考えられそうです。県全体として,公立高校入試はわずかながら前年よりも緩やかになりそうです。ただし,高校別に見ると志望者が増えた高校もあれば,減った高校もあり,来春入試の人気度を知ることができます。みなさんが受験を考えている高校の倍率が「上がるか」「下がるか」をうかがうヒントにもなるため,「倍率上下がひと目でわかる!2018年春神奈川県公立高校 志望者増減一覧」で確認しておきましょう。

進路希望調査の結果を見るときのポイント

志望倍率上昇
2018年入試の倍率上昇への不安があるが,「進路希望調査」の結果を見て受験生が敬遠し,思ったほど厳しくならない場合も。
志望倍率低下
2018年入試の倍率低下を期待できるが,「進路希望調査」の結果を見て受験生が流入し,思ったほどゆるやかにならない場合も。

倍率上下がひと目でわかる!2018年春神奈川県公立高校 志望者増減一覧

2018年入試の募集定員を発表!

公立の中3生は前年より約870人減少。これに対して神奈川公立高(全日制)の募集定員は555人(14クラス)分削減されました。「県立高校改革実施計画」により,磯子高(普通科)・相模原青陵高(単位制普通科)・横須賀明光高(国際科)の募集を停止。横浜国際高(国際科)・横須賀大津高(普通科)・津久井浜高(普通科)・深沢高(普通科)・舞岡高(普通科)・生田東高(普通科)など11校で1クラス削減したほか,クリエイティブスクールの大楠が1クラスの定員減となっています。

一方で,三浦臨海高と平塚農業初声分校を統合した三浦初声高に都市農業科を1クラス新設。ほかに鎌倉高(普通科)・港北高(普通科)・百合丘高(普通科)・横須賀高(普通科)・横浜清陵高(単位制普通科)・横浜南陵(普通科)など13校が1クラス増員となりました。

削減校のうち座間総合・津久井浜・深沢・舞岡・山北・大和南・横須賀大津は,前年に1クラス増員とした分を戻すかたちです。逆に前年1クラス削減の鶴見総合・横浜国際・横浜立野・横浜南陵は,増員して戻しました。上位校の定員変動としては鎌倉・横須賀の1クラス増が注目されます。なお,横浜翠嵐(9クラス)・柏陽(8クラス)・光陵(7クラス)は,それぞれ2014年春に増やした定員を維持しており,県立トップの横浜翠嵐・湘南ともに9クラス募集という状況が続いています。

変更点がひと目でわかる!2018年春神奈川公立「定員・内申・筆記・面接・特色検査」一覧(PDF)

定員減の高校

学校名 学科 クラス数
厚木清南 単位制普通科 6→7
鎌倉 普通科 8→9
上鶴間 普通科 8→9
上溝南 普通科 8→9
港北 普通科 8→9
鶴見総合 総合学科 6→7
橋本 普通科 7→8
三浦初声 都市農業科 0→1
山北 普通科 5→6
百合丘 普通科 9→10
横須賀 普通科 7→8
横浜清陵 単位制普通科 7→8
横浜立野 普通科 6→7
横浜南陵 普通科 6→7

定員増の高校

学校名 学科 クラス数
生田東 普通科 9→8
磯子 普通科 8→0
大楠 クリエイティブスクール 4→3
相模原青陵 単位制普通科 6→0
座間総合 総合学科 7→6
普通科 10→9
西湘 普通科 9→8
津久井浜 普通科 7→6
深沢 普通科 6→5
保土ケ谷 普通科 9→8
舞岡 普通科 9→8
大和南 普通科 9→8
横須賀大津 普通科 8→7
横須賀明光 国際科 2→0
横浜国際 国際科 5→4

2018年入試の選考基準を発表!

前期・後期選抜を一本化した共通選抜になって6年目の神奈川公立入試。前年は県立高校の専門コース廃止や,一部の総合学科の単位制普通科移行など学校再編に伴う変更が多くなっていましたが,来春は変更が少なくなっています。下の記事とあわせて「変更点がひと目でわかる!2018年春神奈川公立 内申・筆記・面接・特色検査一覧」もご活用ください。

①学校再編により3校が募集停止

県立高校の再編計画として,2020年春に「氷取沢高校と磯子高校」「弥栄高校と相模原青陵高校」「横須賀明光高校と大楠高校」「平塚農業高校と平塚商業高校」の統合が予定されています。これに伴って2018年春に磯子高校・相模原青陵高校・横須賀明光(国際科)の募集が停止となります。

②小田原高校が特色検査を廃止,柏陽高校は重点化を廃止

小田原高校では,横浜翠嵐高校・湘南高校・柏陽高校などと並んで,特色検査として学力検査に近い筆記試験を行っていましたが,2018年春にこれを廃止。1次選考は「内申:学力:面接:特色=3:5:2:2」→「内申:学力:面接=4:4:2」,2次選考は「学力:面接:特色=8:2:2」→「学力:面接=8:2」となり,1次選考では従来よりも内申の比重が高くなります。また,平塚江南高校は1次選考での自己表現の比重を下げ,「内申:学力:面接:特色=3:5:2:2」→「内申:学力:面接:特色=3:5:2:1」に変更しました。

柏陽高校の1次選考では,これまで「学力検査の英・国・数のうち点数の高い2教科の得点を2倍」する重点化が行われていましたが,2018年春に廃止。多くの高校と同じように5教科の学力検査の得点がそのまま合否判定に使われるようになります。一方,市立川崎高校では「内申の英語を1.5倍」,大師高校では「内申の英・国・数を2倍」,氷取沢高校では「内申の英語を2倍」とする重点化を新たに導入しました。

来春入試の倍率は上がる?下がる?高校の人気度がわかる進路希望調査

毎年10月20日時点で県が中学3年生の志望校を集計する進路希望調査。2016年度春の入試が「厳しくなるか」「やさしくなるか」のヒントになる資料です。

2016年春の入試では,中学卒業生の増加にともなって県立・市立高校の募集定員を1%増やしています。公立高校の志望者も1%増えたため,志望倍率は前年と同じ1.30となり,全体としては前年と同じ厳しさになりそうです。ただし,高校別に見ると志望者が増えた高校もあれば,減った高校もあり,来春入試の人気度を知ることができます。自分が受験を考えている高校の倍率が「上がるか」「下がるか」をうかがうヒントにもなるため,「倍率上下がひと目でわかる!2017年春神奈川県公立高校 志望者増減一覧」で確認しておきましょう。

進路希望調査の結果を見るときのポイント

志望倍率上昇
2017年入試の倍率上昇への不安があるが,「進路希望調査」の結果を見て受験生が敬遠し,思ったほど厳しくならない場合も。
志望倍率低下
2017年入試の倍率低下を期待できるが,「進路希望調査」の結果を見て受験生が流入し,思ったほどゆるやかにならない場合も。

倍率上下がひと目でわかる!2017年春神奈川県公立高校 志望者増減一覧

 

2017年入試の募集定員を発表!

公立の中3生は前年より約520人減少。これに対して神奈川公立高(全日制)の募集定員は111人(3クラス)分削減されました。「県立高校改革実施計画」により,12校に各1クラス設置されていた専門コースは募集停止。うち白山・美術コース,上矢部・美術陶芸コース,厚木北・スポーツ科学コースは専門学科に改編されます。市立川崎は併設中学からの内進生を迎えるため,外部募集を3クラス削減。川崎市立商業はビジネス教養の定員を削減して普通科を新設し,校名を市立幸に改称します。同様に,小田原総合ビジネスも総合ビジネス科の定員を削減して普通を新設し,小田原東に改称します。神奈川総合は個性化コースの中途退学者募集30名を廃止して,一般入学者の定員を130→159名に増やしました。

普通科全体のクラス数は2016年春875(+7)→2017年春907(+32)と大きく増加。一方,専門学科全体で152(+1)→148(-4)クラス,総合学科全体で87(+4)→59(-28)クラスと,専門学科・総合学科から普通科に定員が移行している状況です。

高校ごとの状況を見ると,前年に1クラス削減となった横浜桜陽は,減った分を2017年春に戻しました。逆に前年1クラス増の麻生総合・相模原総合・七里ガ浜は減員して戻しています。難関校の定員変動はありませんが,横浜翠嵐(9クラス)・柏陽(8クラス)・光陵(7クラス)は,それぞれ2014年春に増やした定員を維持しており,県立トップの横浜翠嵐・湘南ともに9クラス募集という状況が続いています。

定員減の高校

学校名 学科 クラス数
麻生総合 総合学科 7→6
厚木北 スポーツ科学コース 1→0
厚木西 普通科 7→6
綾瀬西 福祉教養コース 1→0
有馬 英語コース 1→0
生田 自然科学コース 1→0
磯子 グローバルコミュニケーションコース 1→0
荏田 体育コース 1→0
小田原東(小田原総合ビジネス) 総合ビジネス科 6→3
上矢部 普通科 8→7
美術陶芸コース 1→0
市立川崎 普通科 4→1
市立幸(川崎市立商業) ビジネス教養科 6→4
相模原総合 総合学科 7→6
七里ガ浜 普通科 10→9
西湘 理数コース 1→0
高浜 福祉教養コース 1→0
茅ヶ崎 普通科 9→7
鶴見総合 総合学科 7→6
白山 普通科 8→7
美術コース 1→0
山北 スポーツリーダーコース 1→0
横浜国際 国際科 6→5
横浜立野 普通科 7→6
横浜南陵 普通科 7→6
健康福祉コース 1→0
吉田島(吉田島総合) 総合学科 4→0

 

定員増の高校

学校名 学科 クラス数
厚木北 スポーツ科学科 0→1
綾瀬西 普通科 7→8
有馬 普通科 7→8
生田 普通科 8→9
伊志田 普通科 7→8
磯子 普通科 7→8
荏田 普通科 9→10
小田原東(小田原総合ビジネス) 普通科 0→3
神奈川総合 個性化コース 3→4
上矢部 美術科 0→1
川崎北 普通科 8→9
希望ヶ丘 普通科 8→9
市立幸(川崎市立商業) 普通科 0→2
座間総合 総合学科 6→7
逗葉 普通科 7→8
西湘 普通科 7→9
高浜 普通科 5→6
津久井浜 普通科 6→7
白山 美術科 0→1
深沢 普通科 5→6
舞岡 普通科 8→9
元石川 普通科 8→9
弥栄 普通科 0→4
山北 普通科 4→5
大和南 普通科 8→9
横須賀大津 普通科 7→8
横浜桜陽 単位制普通科 7→8
横浜栄 単位制普通科 7→8
横浜平沼 普通科 7→8
吉田島(吉田島総合) 都市農業・食品加工・環境緑地科 0→3